TCLは、ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2023」にて、ハイスペックなARメガネの「RayNeo X2」を発表しました。ARグラスにしては処理性能が強力で、今後の展望にも期待が持てます。
RayNeo X2は業界初の双眼フルカラーのディスプレイを採用したARメガネ。一般的なメガネと同じように装着できることをウリにしています。Nreal AirやTCLのNXTWEARは、レンズがサングラスのようなものであり一般的なメガネからは程遠いですが、RayNeo X2はレンズ中央にディスプレイがわずかに視認できる程度。
SoCはMeta Quest2が採用しているSnapdragon XR2を搭載。メモリは6GB、ストレージは128GBとスマートフォンなみのスペックで、現行のARグラスとしては高い性能。
また、ジャイロスコープや加速度計、コンパスなども内蔵し、デュアルスピーカーを備え、1600万画素センサーも搭載。
現在はナビゲーション、翻訳や写真撮影、音楽再生などの機能に対応するとアピールしていますが、実際に製品が使えるわけではないようであり、まだ詳しいところは不明。
RayNeo X2は今年初めに開発者に配送される予定とのこと。一般の価格や販売時期は不明であるものの、TCLは今年中に発売するとしているようです。