米メディア「Bloomberg」の記者Mark Gurman氏は4月3日、自身のツイッターアカウントで、Apple Watchの今後のアップデート内容について言及しました。
2023年はwatchOSに大きな変化が?
Gurman氏の予想は、ハードウェアとソフトウェアにわかれています。
まずハードウェアについては、2024年に大幅なアップデートを予定しているため、2023年は小規模なアップデートに留まるとのこと。
I believe the new watchOS should be a fairly extensive upgrade — with notable changes to the user interface — unlike iOS 17. It’s important for watchOS to have a big year given that the Apple Watch hardware updates will be anything but major. The device is poised for a more… https://t.co/cXFOrLkawE
— Mark Gurman (@markgurman) April 2, 2023
2024年はApple Watchブランド登場10周年のメモリアルイヤーですから、これは自然な流れと言えるでしょう。
次にソフトウェアについてですが、こちらはハードウェアと異なり、2023年登場予定のwatchOS 10で、UI変更を含めた大規模なアップデートが予定されているとのこと。
なお、UIの変更はwatchOSのみで、ペアを組むiOSはこれまでと大きく変わらないようです。
Apple Watch 10周年記念モデルに向けた布石か
Gurman氏の予想が正しいと仮定すると、Appleがハードウェアより1年早くソフトウェアを刷新する目的もおのずと見えてきます。
おそらくAppleは、2024年に発売する新型Apple Watchの不具合発生率を下げるため、OSだけ先にアップデートする道を選んだのでしょう。
単にApple Watchを売るだけで良いのなら、2024年に新型モデルと新しいUIを同時発表した方がインパクトが強く、ユーザーへの訴求効果も高くなります。
しかし、ハードウェア・ソフトウェアを問わず、登場間もないものは不具合が出やすい傾向にあることも事実。品質管理の観点では、ハードウェアとソフトウェアの同時刷新を避けることは、理にかなった方法なのです。
4月5日現在、Appleは次期watchOS(watchOS 10)の詳細を明らかにしていませんが、例年通りであれば、WWDC 23の基調講演(日本時間 6月6日開催)で発表される見込みです。