ASUSは4月25日、携帯ゲーム機型PC「ROG Ally」について、スペック面の追加情報と詳細発表イベントの日程を明らかにしました。
これまでROG Allyについては、Windowsで動作すること、AMD「Ryzen」シリーズのカスタムチップを搭載すること、専用のeGPUが用意されることなど大まかな内容のみ発表されていました。
今回の追加情報では、前回(4月1日)の発表を補足するかたちで、一部のハードウェアスペックが明らかになっています。
まず処理の要となるCPUについては、AMDの「Ryzen Z1」シリーズを搭載。携帯型PC向けのチップで、性能の違いによりExtreme(8コア16スレッド)と無印(6コア12スレッド)の2種類が存在します。
ただし、ROG Allyがどちらか一方を採用するのか、それともユーザーが選べるようにするのかは不明です。
実行メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大512GBとまずまずの構成。逆に言えば、このスペックで対応が難しいゲームは、最初から守備範囲外ということでしょう。
ディスプレイは、リフレッシュレート120HzでFH(1080p)解像度。 FreeSync Premiumに対応し、FPS が低下した時もテアリングやカクつきなくゲームを楽しめるといいます。
最大輝度は500nitで、前回の発表でも触れていたように、屋外での利用も可能という触れ込みです。
本体は人間工学に基づいた軽量設計で重量は608g。「Nintendo Swtich」(Joy-Con取り付け時:約398g)よりやや重いものの、携帯ゲーム機型のPCとしては妥当な重量といえます。
ROG Allyのローンチイベントは、現地時間5月11日10時(日本時間23時)より開催予定です。
今回発表されなかった詳細な仕様や価格についても、こちらのイベントで発表されるとのこと。
コロナ関連の規制も緩み、外出する機会も増えてきた昨今。持ち運び用のゲーム端末を新調するには良い時期かもしれませんね。