楽天グループのRakuten Koboは4月5日(現地時間)、新型の電子書籍リーダー「Kobo Elipsa 2E」を発表しました。
Kobo Elipsa 2Eは、10.3型のE-ink(電子ペーパー)ディスプレイを搭載した電子書籍リーダー。専用のタッチペンを使うことで、購入した電子書籍に手書きでメモを入れることが可能です。
ディスプレイ解像度は、1404 × 1872ピクセル(227ppi)。競合機種で機能面も似ているAmazon「Kindle Scribe」の300ppiには及びませんが、ディスプレイサイズの近い「iPad Air 3」が264ppiなので、十分高解像度と言えるでしょう。
また、ディスプレイを照らすライトには、明るさと色温度の調整機能が付いた「ComfortLight PRO」を採用。ユーザーの操作でブルーライトを軽減することもできます。
内蔵ストレージの容量は約32GBで、一般的な小説なら約2万8000冊、コミックなら約700冊保存可能。SDカードなどを使った拡張には非対応です。
本体サイズは縦227.3 × 横192.8 × 厚さ7.9mm。重量は約386g。Kindle Scribeが433gなので、Kobo Elipsa 2Eの方が40g程軽い計算になります。
バッテリーの持続時間は最大数週間。具体的な数値が出ていないため他の機種との比較はできませんが、数週間ももてば十分実用的ではないでしょうか。
Kobo Elipsa 2Eの発売日は4月20日で、価格は5万2800円。
予約については、以下のECサイトなどで順次受付が始まっています。
- 楽天Kobo電子書籍ストア
- 楽天ビック
- 上新電機
- エディオン
- ビックカメラ
- ソフマップ
- コジマ
- ヤマダデンキ
iPadなどのタブレット端末にはない、長い電池持ちや目が疲れにくいE-inkディスプレイが魅力の本機。5万2800円と決して安くはない価格設定ですが、本にペンで色々書き込みながら読むタイプの方は、選択肢に加えてみても良いのではないでしょうか?