MediaTekは、ミドルハイSoCのDimensity 8050および8020を発表しました。目新しい点は見当たらない、リネーム品のSoCです。
Dimensity 8050は最大3GHzのCortex-A78と2GHzのCortex-A55を搭載するSoC。6nmプロセスを採用し、グラフィックでは9コアのMali-G77 MC9を搭載。メモリは最大16GBのLPDDR4x、4266Mbpsをサポート。
カメラは単眼で最大2億画素までサポートし、4Kでの動画撮影に対応。ディスプレイの最大解像度はFHD+(2520×1080)で、リフレッシュレートは最大で168Hzまで対応。
このスペックは昨年4月に発表された「Dimensity 1300」とほとんど同一で、リネーム品であるとみられます。
一方、Dimensity 8020は2年前のDimensity 1100からのリネーム品とみられるSoC。CPUは2.6GHzのCortex-A78と2GHzのCortex-A55という構成であるほか、GPUはMali-G77 MC9。最大1億800万画素のカメラをサポートします。リフレッシュレートは最大144Hz。
なお、命名規則からすれば、昨年に発表されたDimensity 8000よりも上位の機種になるところですが、いずれの製品もプロセスルールやCPUクロック、GPU性能などが完全に劣っており、かなりわかりづらくなっています。