高級ロボット掃除機のNarwal Freoを代理店様よりレビューする機会を頂きましたのでレビューします。
開封
まずは本体から。白を基調とした高級な陶器のようなデザインです。
蓋を持ち上げてダストボックスが現れる仕組みです。
ダストボックスの容量はやや少なめ。しかしワンプッシュでゴミを捨てることができ、利便性は過去一ですね。
フィルターはHEPAフィルターを採用。高級な空気清浄機で採用されているフィルターです。もちろん交換可能です。
ダストボックスを取り出した状態です。左下には簡易清掃キットが収納されています。右側のメッシュ状のところは排気です。大体の製品はフィルターからダイレクトでこの排気に繋がっていることが多いのですが、ダストボックス内で排気先をわざわざここへ変更させるこだわり、初めて見ました。
裏面をチェックします。開封時にはブラシは後付け、モップは装着された状態でした。
ブラシがうまくはまらず、苦戦しましたがよく見ると台形状をしています。おおよそのロボット掃除機は正方形でどの方向でも刺さるものが普通なので、この形状は珍しいです。言い換えれば汎用品を使うことができません。
掃除機のヘッド部分は一般的なブラシとラバー状のもの。着脱は非常に容易でお手入れがし易いです。
続いて充電ステーションです。こちらも本体に合わせた陶器のような丸みを帯びたデザインをしています。
モップの自動洗浄用で下部に凸凹が設けてあります。
この部分は磁石でくっついており、目視せずとも片手で簡単に着脱ができます。お手入れし易い設計になっています。
上部を開けるとタンクが備わっています。右側がきれいな水を入れるところ、左側が汚れた水がはいるところです。
タンクの容量は非常に大きいです。
さてこのロボット掃除機が面白いのはこの蓋の部分です。謎の丸い部分がありますが……。
そう、ここは操作用のコントローラーが埋め込まれています。タッチパネルで操作可能です。
初期設定
せっかくなので先日購入したばかりのPixel Tabletで初期設定を進めていきました。アプリはプレイストアで配布されています。
このアプリですが何かおかしいです。心霊現象でしょうか。
そしてなぜかロボット掃除機なのに位置情報権限が必須です。位置情報を渡さないと初期設定が進めません。なのでやむなく位置情報を渡すように設定したのですが、位置情報がオンになっていないと指摘してきます。アプリを閉じても最初からやり直しても何してもだめでした。なのでここでレビューは終わりです。おつかれさまでした。
と言いたいところですが、本製品は優秀なので充電ステーション側で操作可能な端末があります。ここからWi-Fiにつなぐことができます。なんじゃそりゃ。あと見た感じはまんまAndroidですね。左側のPixel Tabletはここから先に進めなくなった箇所です。
しかしまたこのポンコツ具合がやばいのが本製品。Wi-Fiに繋げばなにかできるのかと思いきや何もできない。なんじゃそりゃ。やむなくiPhoneで初期設定を進めていきます。こちらも同様に位置情報を求めてきます。しかしこちらはすんなりいきました。ただWi-Fiのパスワードは入力し直しでした。2度手間でした。
では設定を確認していきましょう。共通設定を開くと初手で驚くのが高原モード。標高が2kmを超える地域でオンにすることができます。位置情報を取得していたのはこのためでしょうか。しかし、高原にして一体何が変わるのかは明かされず。
階段なしモードがあります。階段のない平屋の家では非常に有効になりそうなモードです。これをオンにすることで大きな段差も乗り越えられるということです。
アプリでは消耗品管理も行えます。自動で使用した時間に基づいてカウントが減っていきます。
掃除モードをチェックしていきます。掃除モードは通常の清掃に加えて水拭き、清掃+水拭き、そして初めて見る掃除から水拭き。これは一度清掃した後に水拭きをしてくれる機能です。これは他の製品でもみない機能ですね。
まさか?と思い試したところ、そう。このロボット掃除機はカーペット侵入時にはモップをやや上に上げカーペットが濡れないような工夫が施されています。他社製品では都度モップを手動で取り外す必要があったりしましたが、本製品はそのような手間は不要で、自動で判断して行動してくれます。
またびっくりしたのが部屋の隅まで掃除はもちろん、モップがけも可能です。多くの製品では完璧に隅までモップがけすることが難しいのですが、本製品は隅を掃いたあと回転するように隅をモップがけしてくれます。
そして使ったモップは自動で洗浄し乾燥まで行ってくれます。雑菌の繁殖を防ぎ衛生的に使うことができます。そして付属の洗浄液を使えばただの水拭きではなく、しっかり洗剤を使った清掃も可能です。
総評
掃除よりモップがけに重点を置くならこれで決まり。
他社製品でもルンバくらいでは?というモップのリフトアップ機能ですが、そのルンバや他社製品と比べても大きなアドバンテージなのが「しっかりしたモップ」「隅まで拭けるモップ」「洗剤が使える(付属品に限る)」ということ。これは競合他社みても無い機能です。それでいて充電ステーションの近未来的な円形ディスプレイや陶器のような高い質感は他には無い唯一無二のデザインです。
ただ問題を挙げるとすれば価格です。定価18万9800円は高価な部類です。Amazonではたまにクーポンや値下げが行われているようですので、購入する場合はそのタイミングを狙いたいところです。執筆現在は6万2千円オフクーポンが配布されていました。皆さんもタイミングをみて購入してみてください。