芋ノ文 
VR系の周辺機器を手掛けるDiver-X株式会社は、Meta Questシリーズ向けセンサーデバイス「ContactSheet」を発表しました。現在予約受付中で、予定価格は1万5000円です。
「ContactSheet」は同デバイスのハンドコントローラーに装着する機器で、精細なハンドトラッキングに近い動きを実現します。
Questシリーズのコントローラーは利用者の指をセンサーで捉えますが、認識するのは基本的に親指（スティックなど）、人差し指（外トリガー）、中指（中トリガー）の3本のみ。薬指と小指の動きはダイレクトには反映できません（アプリによっては「拳」のアニメーションで動く場合もあり）。
「ContactSheet」はQuestのコントローラーの下部に装着することで、薬指と小指の動きを認識します。ValveのVRデバイス「VALVE INDEX」と近い動きが、Questコンで実現可能になるワケです。
公開中の紹介動画では、現実世界の指の動きがPC内にしっかりと反映している様子を見ることができます。
Meta Questシリーズは、コントローラーを使わないハンドトラッキング機能（カメラで手を認識）を実装していますが、同機能を使用できるのはQuest単体のアプリがほとんど。PC版「VRChat」といったメタバースの本場では、現時点では使用できません。
「ContactSheet」は、プレスリリースにて「VRChat」への対応を明言しており、その辺の「ギャップ」を埋めるデバイスになりそうです。メタバース界隈に、かなり影響を与えるかもしれませんね。
情報元プレスリリース
