サムスン電子ジャパンがGalaxy S24シリーズを最後に、ドコモ向けのGalaxyからドコモロゴの刻印をやめています。
Galaxy A55 5Gの背面刻印はサムスンロゴ、FeliCaマーク、IMEIとなり、au版同様になっています。Galaxy利用者など、SNS上での反応は好評でした。
さらにAQUOS R9とAQUOS wish4についてもドコモロゴはありません。他社のように独自の刻印に消極的になりつつあることが伺えます。
メーカー関係者によると、今後ドコモの端末調達はより「オープンな形」になることを示唆しており、原則としてドコモロゴが廃止されるものと見られます。本日発表のXperiaにもドコモロゴが無い可能性は高そうです。
実際キャリアロゴに限らず、既に特定一社へのバンド制限なども消えつつあり、ドコモが頑なに非搭載だったeSIMも最近では搭載するようになっています。
ただしロゴを廃止する機種は販売にメーカー側のブランド力が必要な場合であり、たとえばドコモのブランドで販売するdTabのようなドコモオリジナル商品などに関しては、引き続きキャリア側の刻印が追加される可能性はありそうです。
SNS上を観測する限り、基本的には概ね歓迎される変更であると思われるものの、長らく「ロゴよりも実害のある絵文字やアプリをどうにかして欲しい」との声も散見されてきました。ドコモ端末には視認性が低く送信先と表示が異なるドコモ絵文字や、消去できない出来の悪いクラップウェアがプリインストールされていることで知られています。
しかも米国製品のiPhoneやPixelは、OEMであるという建前もないため、ロゴはもちろん前述のプリインストールもなく、日本メーカーへの足枷としてその商品性を低下させ続けてきたという考え方があります。ドコモ独自のロゴが廃止されたことで、これらも廃止されるのかどうかに注目が集まりそうです。