購買力低下と小型機需要という日本らしさが反映されたランキング?
中古のスマートフォンの外装やバッテリーなどを交換し、「整備済み品」として販売するBack Marketの日本法人は、2024年上半期のリファービッシュスマホ販売数ランキングを発表しました。
2024年上半期のスマートフォン販売数ランキングでは、米国と欧州において、iPhone13とiPhone12が上位にランクインする一方で、日本国内では廉価モデルiPhone SE(第2世代)が1位にランクインしています。
日本での販売数ランキングと欧米のランキングを詳しく比較すると、欧米はiPhone 12や13、Galaxy S21といった比較的古い端末が売れ筋となっている一方で、日本ではiPhone SEや13 miniなどの小型モデルも多くランクイン。
担当者の分析によれば、iPhone 13 miniのようなコンパクトモデルの消失に伴い、片手で操作しやすい端末を探し求めるニーズが増えているとのこと。海外ではQWERTY入力やグライド入力が主流である一方で、日本ではテンキーをベースとしたフリック入力も一定の指示を得ているため、片手でフリック入力をしやすい小型端末の需要が強いとされています。
また、円安ドル高による影響で、iPhoneの価格が高騰している現状を踏まえ、より低価格なモデルへの需要はさらに高まると伝えています。