Nothingは、廉価なサブブランドのCMFより発表した「CMF Phone 1」の背面カバーを印刷するための情報を公開しました。
CMF Phone 1は、3万円台という価格で有機ELを搭載、処理性能もそこそこあるというコスパの良さだけでなく、本体側面から背面が一体的に成形されており、背面のネジを外すことによって容易に交換することができる点が魅力のスマートフォン。
Nothingは、本体色のグリーン、ホワイト、オレンジ以外にブルーを加えた4色の背面カバーを販売していますが、これによりユーザーは独自の背面カバーを製作することができるようになります。
この取り組みは、X(Twitter)でCMF Phone 1の背面パネルを自作したユーザーに端を発します。DerrenGoneDigital氏は、ポケモンカードをCMF Phone 1の背面に飾ることができるケースを3Dプリンターで自作し、公開したところ、それがNothingのCEOであるCarl Pei氏の目に留まり、わずか数時間後に今回のドキュメントが示されたようです。
Here’s a thought, with CMF Phone 1 being modular, how about a trading card holder case
Big thanks to @Dylan_Bal1 for sorting me out a quick print of my prototype to visualise how something like this could look.@getpeid @cmfbynothing pic.twitter.com/bnIAm0yIjN
— DerrenGoneDigital (@DerrenDigital) July 9, 2024
Nothingは、フォーラムのメンバーに対して、自作の背面カバーを積極的に共有することを求めており、秀でたアイデア・作品は同社が実際に量産する可能性もあるとしています。愛好者に対する姿勢、そして公開に踏み切るまでのスピード感はさすが新興企業といったところです。