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Google、Chromecastの生産を終了し、TV視聴体験を強化する「Google TV Streamer」を発表

 Googleは、米国にてストリーミングデバイスの「Google TV Streamer」を発表し、同時にChromecastの生産終了、以降は在庫限りの販売になることを告知しました。Google TV Streamerの日本での発売日は9月24日、価格は1万6000円。

 小柄でHDMIポートからぶら下がる形で、Fire TV Stickに近かったChromecastとは対照的に、Google TV StreamerはApple TVのように据え置くタイプのストリーミング機器となりました。

 また、Google TV Streamerは生成AIのGeminiを活用した視聴体験を提供することができるようで、それぞれのコンテンツの概要やシーズンごとの内訳を取得できるようになり、次に視聴するコンテンツを探すのがさらに簡単になったとしています。

 パフォーマンスについても大きく改善したようで、ストレージ容量も32GBに増加し、また前世代のChromecastと比較して2倍のメモリを搭載したとのこと。これによってアプリ起動時間の短縮などが期待できます。さらに4K HDRやDolby Vision、Dolby Atmosに対応し、より鮮明なサウンドと映像を楽しむことができるとアピール。

 Chromecastと大きく異なる点が、スマートホームを制御する機能が導入されたというところ。共通のスマートホーム関連規格であるMatterに対応し、スマート家電をネットワークに接続するためのThread ボーダールーターとしての役割も果たすとのこと。

 Google Nest WiFiやGoogle Nest Hubで利用できた機能が、Chromecastの後釜にも実装されたということになりますが、Google TV Streamerには有線LANポートが備わり、Nest Hubよりも安定した通信が行えます。

 これにより、Google TV Streamerのリモコンを用いて、自宅のソファーから離れることなく、庭の様子やエアコンなど機器の設定を行うことができます。

 地味にありがたいポイントとして、Google TV Streamerに付属するリモコンは音を探して場所を探す機能が備わります。スマートフォンやスマートスピーカーに「OK Google、リモコンを探して」と伝えるだけで、リモコンからビープ音が鳴るとのこと。ソファーの隙間に挟まっていたリモコンを求めて右往左往する無駄な時間が無くなりそうです。

 なお、Chromecastのサポート体制に変化はなく、最新のソフトウェアとセキュリティのアップデートを継続するとのこと。

 Google TV Streamerは、8月6日より米国にて予約受け付けを開始。価格は99.99ドル(1万4000円)で、9月24日より販売開始予定。

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