Googleは、8月の月次アップデートにて、Google Pixel 6シリーズの致命的な不具合を修正しました。
Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6aは、初期化すると壊れる不具合がアップデートで追加されていました。
Googleサポートセンターは、対応を求めてきた消費者に対してiCrackedを案内しているものの、iCrackedは修理不能またはOS書き換えではなく基板交換になる、つまりハードウェア的な修理対応が必要になると対応しているため、「Googleの原則自動のアップデートを勝手に適用されて製品がぶっ壊れた」という状況が発生していました。
この問題について、月次アップデートの内容を確認すると、「特定の条件下で、出荷時の設定にリセットした後、デバイスが再起動ループに陥る問題を修正」との文言が確認できるため、今回の問題は修正されたことになります。これでようやく利用者は安心してPixel 6シリーズを使用でき、使い終わったら中古買い取りや下取りに出す、家族友人に渡すといった通常の端末終活までが可能になります。
なお、GoogleはPixel端末において、致命的な内部ストレージ不具合を2023年10月に発生させ、2023年11月に修正。その後ほぼ同じ事象を2024年1月に再発させる「やらかし」をキメています。
また、今回はPixel 6の初期化故障問題を知って怯えながら使い続けていた人にとっての朗報であって、既に発生して文鎮化してしまった人はどうしようもありません。Googleが表立って大々的に公表して対応すべきですが、そうしていないので、個別対応を粘るか諦めるしかありません。
他に今回のアップデートにて修正されたのは以下の不具合。
ディスプレイとグラフィック
特定の条件下で画面の明るさがちらつく問題を修正*[3]
特定の条件下における表示パフォーマンスと安定性の全般的な改善*[4]システム
特定の条件下で、出荷時の設定にリセットした後、デバイスが再起動ループに陥る問題を修正*[2]ユーザー インターフェース
特定の条件下で、画面ロックを設定していないユーザーから画面ロックを設定しているユーザーに切り替える際に発生する安定性の問題を修正*[1]