半導体製造装置の主要メーカーが集中するカリフォルニア州選出の民主党議員が、対中国技術輸出規制の追加強化に反対する声を上げているとロイター通信が報じました。
バイデン政権に対し、計画の凍結を求める書簡を送付。カリフォルニア州の議員らは、同盟国が同様の厳しい措置を取っていない中での規制強化に懸念を示しているそうです。
この書簡では、米国の一方的な規制強化が、米国外企業を利する一方で米国企業に打撃を与えかねないと指摘しています。
米商務省は、中国の半導体メーカーへの製造装置輸出を、第三国からも阻止できる新規則を検討しているとされます。ただし、日本とオランダは適用除外になる見通しです。
書簡の中で議員らは「さらなる規制は米国の長年の企業を死のスパイラルに陥れる可能性がある」と警告しています。米国の競争力を損なわないことが証明されるまでは、追加的な輸出規制を停止するよう求めています。
制裁の逆境に耐えて、逆に実力をつけつつあるファーウェイを見ていると、なおさら制裁なんかやめたくなってくるかもしれませんね。