自由民主党総裁選を受けて選出された石破茂総裁は、衆参両院本会議で正式に第102代総理大臣に選出。石破内閣が発足しました。
通信放送行政を所管する総務省の大臣として、村上誠一郎氏を起用しました。
村上総務大臣は本日10月2日に就任会見を開き、地方創生や災害対策、デジタル化の推進など、6つの重点課題に取り組む方針を示しました。
重点課題として、国と地方の共通デジタル基盤の構築や自治体のDX推進、マイナンバーカードの普及などを挙げました。また、地方創生策を講じ、東京一極集中の是正に取り組むとしています。
さらに、5Gや光ファイバ整備、災害に強い地域づくり、公的統計の品質向上、NTT法の見直しなども進めるとのことです。
村上大臣はこれまで財政金融外交などをやってきたと自認する一方、今回の総務省は自治省と郵政省の流れをくみ、国民生活に広く密接な関わりのある責任の重いポストと述べ、能登半島地震の教訓を踏まえた強靭なインフラ整備など、幅広い分野での取り組みに意欲を示しました。
村上氏は安倍氏の国葬欠席を表明する際、財政・金融・外交をぼろぼろにし官僚機構まで壊した国賊であると発言したことで、党内で1年役職停止処分を受けています。アベノミクス再検証を行うつもりはあるのかと記者から問われると、所管外であるため見解を控えるとしつつ、論理的におかしいことはおかしいと言ったに過ぎず、あの時には直ちに遺族に謝罪したと釈明しました。