中国OPPOは10月24日、新作Androidタブレット「OPPO Pad 3 Pro」を発表しました。本製品は、おそらく同社傘下のOnePlusが8月にリリースしたOnePlus Pad 2のリブランド品。しかしSoCにアップグレードが施される等、主に処理性能面で差別化が図られています。
OPPO Pad 3 Proは、SoCに「Snapdragon 8 Gen 3リーディングエディション」を搭載します。
これは通常のSnapdragon 8 Gen 3から動作周波数が3.3GHz→3.4GHzに引き上げられた高クロック版となっています。フルフラットなカメラデザインが魅力のスマホ「Redmagic 9s Pro」や、予約販売開始を控えているタブレット「REDMAGIC Nova」といった現行のゲーミング端末でも採用されているほど、高い処理性能を誇るチップです。
ディスプレイは12.1型で、解像度は3,000×2,120。有機ELではなく液晶ディスプレイではあるものの、画素密度は303ppiとiPad Pro(264ppi)以上の高精細さを誇ります。画面のアスペクト比は7:5の白銀比で、リフレッシュレートは最大144Hzです。
音響面が充実しているのもOPPO Pad 3 Proの特徴。低音・高音スピーカーを1基ずつ備えたユニットが4隅に配置されており、全部で8基ものスピーカーを有します。没入感の高いサウンドが期待できることから、ゲームはもちろん動画・映画等のコンテンツ視聴にも重宝しそう。
バッテリーは9510mAhと大容量。最大67Wの急速充電にも対応しています。
横持ちを前提としているような独特なカメラ配置は従来機種同様。インカメラ・アウトカメラともに、本体を横向きで持った場合に中央上部に位置するようになっています。スペックとしては記録用程度で、アウトカメラは1300万画素、インカメラは800万画素の単眼です。
カラーは「ブルー」「ゴールド」の2色がラインナップ。筐体は厚み6.49mm、重量586gと、12.1型にしては比較的薄型軽量で取り回しやすい一台となっています。
メモリは8/12GB、ストレージは256GB/512GB/1TBから選択可能。各バリエーションにおけるそれぞれの価格は以下の通り。
- 8GB/256GB:3299元(約7万497円)
- 12GB/256GB:3599元(約7万6907円)
- 16GB/512GB:3999元(約8万5455円)
- 16GB/1TB:4499元(約9万6140円)
基本的にリブランド元である「OnePlus Pad 2」のスペックを継承しつつも、SoCやスピーカー数、メモリ・ストレージのバリエーションなどで差をつけているOPPO Pad 3 Pro。ゲーミング端末御用達の8 Gen 3リーディングバージョンを搭載して約7万円~とコスパも優秀。ゲームしてよし、動画見てよし、専用キーボード・スタイラスで仕事してよし…何でもそつなくこなす優等生的な1台と言えそうです。
なお、現時点でOPPO Pad 3 Proは中国国内のみの取り扱いとなっています。先代OPPO Pad 2はクラウドファンディングによる国内展開を実現していたので、本機種の日本販売もぜひ期待したいところです。
スペック表は以下の通り。
OS | ColorOS 14.1(Android 14) |
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SoC | Snapdragon 8 Gen 3リーディングバージョン |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | 12.1型 (3,000×2,120) |
カメラ | 1300万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 9510mAh |
寸法 | 268.66×195.06×6.49mm,586g |
その他 | 67W急速充電、顔認証 |