証券アナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleの部品や組み立て業者に関する情報を投稿しました。同氏はAppleの未発表製品の分析に強く、同氏の語るロードマップはかなり信用に足るものになっています。
投稿内では次期iPad Pro (M5)に関する情報も明かされています。iPad Pro (M5)の発表予定は2025年の下半期となるようで、現行モデルから1年半経過しての登場となります。
そして、iPad Pro (M5)の主要な組み立て業者はBYD電子となるようで、iPad Proが販売を開始する2025年の下半期以降、同社の売り上げは伸びていくと予測しています。BYD電子はすでにiPadにおいて組み立てを請け負っている実績がありますが、今回その地位をより強化したと伝えられています。
Appleは自社工場を持たず、自社製品はFoxconnやペガトロン、インドのタタグループなど組み立て業者が完成させます。有名どころはFoxconnですが、EVメーカーという印象がかなり強いBYDもスマートフォンの組み立てを担っていたのは驚きです。
なお、来年登場がうわさされているディスプレイ搭載HomePodについては、BYDが独占的に組み立てを担当するとのこと。また画面搭載HomePodのパネルは、Tianma Microelectronics(天馬グループ)が独占的に供給するとのこと。同社はAppleの新規パネルサプライヤーであるとのことで、Kuo氏は大きな成長の可能性を秘めていると指摘します。
BYDやTianma Microelectronicsなど、製造パートナーの多様化を進めていることが分かります新製品の発表時期と合わせて、その動向を見守っていきたいところです。