MMD研究所は2024年12月、60歳から79歳の男女1万人を対象に実施した「2024年シニアのスマートフォンの利用に関する調査」の結果を発表しました。
調査によると、シニアのモバイル端末所有率は95.9%で、そのうちスマートフォンの所有率は93.5%に達しています。端末の内訳をみると、Androidが64.8%、iPhoneが28.8%となっています。
契約している通信キャリアでは、docomoが28.7%で最も多く、次いでY!mobileが13.9%、UQ mobileが11.6%と続いています。注目すべきは、63.4%のシニアが家族と同じ通信キャリアを選択していることです。
シニアのスマートフォン利用実態では、メッセージの送受信が73.2%と最も多く、インターネット検索が68.2%、通話が66.1%と続いています。
一方で、スマートフォンの契約や利用において51.4%が他者のサポートを受けており、そのうち40.7%は日常的な利用でもサポートを必要としているとのことです。
特にサポートが必要な機能としては、ポイントを貯める機能が48.9%で最も多く、次いでメッセージアプリが30.1%となっています。これらの機能は同時に、シニアが1人でも使いこなせるようになりたいと考えている機能としても上位に挙がっています。
なお予備調査では60歳 ~79歳の男女10000人、本調査ではスマートフォンを持つシニア1200人を対象に2024年12月11日~12月13 日の期間に調査を実施したとしています。