英Nothingは、7月1日の正式発表を予定している次期フラッグシップスマートフォン「Phone (3)」に、Qualcomm製のSnapdragon 8s Gen 4プロセッサを搭載すると発表しました。
前モデルPhone (2)と比較してCPUが36%高速化、GPUが88%性能向上、NPU(AI処理)が60%強化されたとのこと。あらゆる面が大きく進化したと主張しています。
Snapdragon 8s Gen 4は今年4月に発表されたプロセッサで、Snapdragon 8 Eliteの下のSoC。前世代8s Gen 3と比較して、CPUパフォーマンスが31%、GPUパフォーマンスが49%、AIパフォーマンスが44%、電力効率は39%向上しているそうです。
Snapdragon 8 EliteのようなカスタムOryon コアは採用されていないものの、実用的な性能を提供するとしています。
Snapdragon 8s Gen 4は8K動画撮影、4K/120fps スローモーション撮影、ミリ波5Gなどの機能が省略されている一方で、Bluetooth 6.0、Wi-Fi 7、XPANなどの接続機能を備えているとのことです。XPANはBluetoothではなくWi-Fi経由で対応イヤホンやヘッドホンを使用できる機能です。
NothingはPhone (3)と同時に、ブランド初となるオーバーイヤーヘッドホン「Headphone (1)」も7月1日にロンドンで正式発表する予定です。
噂されている10万円台半ばの端末価格からはズレたSoCの採用なので、カメラやXPAN対応の面で、相当な努力があるのかもしれません。続報に期待したいところです。