Bigscreenが、PC向け超軽量VRヘッドセットの特別版「Bigscreen Beyond 2e: VRChat Edition」を発表しました。専用カラー「Atomic Purple」の外装と、VRChat内で使える限定デジタルアイテムを同梱し、価格は執筆時点で20万7400円です。この限定版は公式サイトにてすでに予約注文を受け付けており、出荷は今月の9月から開始予定とのことですが、今から注文する場合は11月出荷になります。
「VRChat Edition」は、アイトラッキング対応型の通常版「Beyond 2e」を限定カラーと特典で仕立てたモデルです。「Beyond 2/2e」同様、Lighthouseベースステーション必須、コントローラーは別売で、IndexやViveのコントローラーに対応します。
製品パッケージには手描きイラストがあしらわれた特別デザイン。さらには、購入者特典としてVRChat内で使用できる限定のデジタルアイテム(オブジェクト、ステッカー、プロフィールバッジなど)が提供されます。更に、今後もレアアイテムが手に入る抽選企画などが予定されているとのことです。

VRChatチームと共同でデザインした特注パッケージ
通常版「Beyond 2e」と「VRChat Edition」のフルセットの価格差は7600円。しかし、この特別モデルだけ何故かHMD本体のみのアップグレード版は選択できない模様。本製品は、名称からも分かる通り既存のVRChatファンに向けた特別仕様という趣きのはずですが、これだと前世代機の「Bigscreen Beyond」を所有しているユーザーにとっては、ストラップ、フェイスクッション、リンクボックス、5m光ファイバーケーブルをそのまま引き継げる相対的に割安なHMDのみのアップグレード版「2e」の方を選んでしまう場合も多くなるかなと思ってしまいました。
まあ、確かに「特別モデルの限定カラー」という耽美な言葉の響きから来るデザインの魔力には惹かれてしまうものがありますが……。

Bigscreen 日本のX公式アカウントによるアナウンス
Bigscreen Beyond 2e:VRChat Edition | |
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ディスプレイ | 1インチ マイクロOLED ×2(片眼2,560×2,560) |
レンズ | パンケーキ |
視野角 | 約116°(対角) |
リフレッシュレート | 75Hz(ネイティブ)、90Hz(アップスケール入力) |
重量 | 約107g |
トラッキング | SteamVR(Lighthouse、外部/ベースステーション別売) |
接続 | DisplayPort(PC)+5mファイバーケーブル |
価格 | 20万7400円(限定カラー&特典付き) |
出荷時期 | 2025年9月予定 |