OPPOは、ハイエンドラインであるFind Xシリーズの最新作「OPPO Find X9」を中国で発表しました。上位版の「OPPO Find X9 Pro」も同時に登場していますが、こちらは一部性能を落とした無印版です。
Find X9は、Pro(6.78型)よりもやや小柄な6.59型。解像度2760×1256ピクセル、リフレッシュレート最大120HzのAMOLEDディスプレイを採用しています。ベゼル幅はわずか1.15mmの極細設計で、コンテンツ消費時の高い没入感が期待できます。
ディスプレイは全体的に高水準で、ピーク輝度は最大3600ニトと明るく、低輝度は1ニトまで下げられる設計になっているとのこと。暗い環境でも目に優しく、最適な調光を実現するとしています。
プロセッサにはMediaTekの最新チップセット「Dimensity 9500」を搭載。心臓部はPro版と同様です。Antutuスコア400万を超えるというその最先端の処理性能で、普段使いから趣味のゲームまで、思う存分楽しめるはず。
バッテリーも抜かりはなく、7025mAhの特大容量。80Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電をサポートします。ちなみに筐体の厚さは7.99mmと、iPhone 17(7.95mm)同等。それでいてこのサイズのバッテリーを詰め込んでいるのですから驚きです。重量級ゲームで10時間19分、1080P HDRビデオで29時間12分の連続利用が可能だといいます。
カメラはすべて5000万画素の3眼で、ハッセルブラッド(Hasselblad)監修。広角(F1.6・OIS)・超広角(F2.0)・望遠(F2.6・OIS)の構成です。
Find Xシリーズはかねてよりカメラにこだわった性能をしていましたが、今回新たに色復元レンズなるものを搭載。ソフトウェアだけでなくハードウェアからもアプローチをかけることにより、さらに表現力豊かで、自然かつ深みのある描写を実現したと謳います。

左:色復元なし、右:色復元あり
加えて、新開発の画像処理エンジン「LUMO Super Pixel Engine」の採用により、主に望遠域での解像感・鮮明さも向上しているとのこと。過去機種以上の撮影体験が期待できそうです。
カラーは雾黑(ブラック)、霜白(ホワイト)、绒光钛(チタニウム)、追光红(レッド)の4色展開。価格は最小構成の12GB/256GBで4399元(約9万2962円)からとなっています。なお、カラーによって選べるメモリ・ストレージ構成が異なるようでした。
- 12GB/256GB:4399元(約9万2962円)
- 12GB/512GB:4999元(約10万5642円)
- 16GB/256GB:4699元(約9万9302円)※ブラック、レッド以外
- 16GB/512GB:5299元(約11万1982円)
- 16GB/1TB:5799元(約12万2549円)※ブラック以外
現地時間10月28日(日本時間10月29日)には、すでにグローバル版の発表が予定されています。OPPO Japan公式Xがグローバル発表について取り上げていることから、日本発売も濃厚かもしれません。昨年のFind X8に続き登場してくれることに期待しましょう。
皆様、お待たせいたしました。 OPPOのグローバル発表会を、日本時間10月29日00:00に開催します!
グローバルサイトはこちらです↓https://t.co/w7lF5ND0jW pic.twitter.com/h5omItv5Vi— OPPO Japan (@OPPOJapan) October 17, 2025
OS | ColorOS 16(Android 16ベース) |
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SoC | MediaTek Dimensity 9500 |
メモリ | 12GB/16GB(LPDDR5X) |
容量 | 256GB/512GB/1TB(UFS 4.1) |
画面 | 6.59型 (2760×1256 ピクセル)、リフレッシュレート120Hz |
カメラ | 5000万画素広角(OIS)+5000万画素超広角+5000万画素望遠(OIS)、色復元レンズ |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 7025mAh(80W有線急速充電、50Wワイヤレス充電) |
寸法 | 156.98 × 73.93 × 7.99 mm、203g |
その他 | Hasselblad監修カメラ、リバース充電対応、画面内指紋認証 |