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ノジマ、日立の白物家電事業を約1100億円で子会社化へ

ノジマが日立GLS買収へ白物家電事業を1000億円超で子会社化

 あんた何屋になるんだ?

 量販店が、メーカーを取り込みます。家電量販店のノジマが、日立製作所子会社の日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)が家電事業を承継させる新会社の株式80.1%を、約1100億円で取得し子会社化すると発表しました。

 ノジマは日立GLS本体ではなく、日立GLSが吸収分割で家電事業を移す新会社の株式80.1%をSPC(特別目的会社)を通じて取得します。日立GLSは新会社株式の19.9%を引き続き保有します。なお、日立GLSの2025年3月期の連結売上収益は3676億円。対象事業は冷蔵庫や洗濯機、クリーナー、調理家電などで、空調事業は日立GLSに残ります。株式譲渡の実行は2027年3月期中を見込んでいます。

 さらに、トルコの家電大手アルチェリクとの合弁会社「Arçelik Hitachi Home Appliances B.V.(AHHA)」についても、日立GLSがアルチェリク保有分60%を取得する契約を締結しました。この契約上の地位は新会社に承継される予定で、新会社は日立GLSの既存持ち分40%と合わせてAHHAを100%保有し、海外の日立ブランド家電事業も新会社の下に統合。

 日立の家電事業売却を巡っては、サムスン電子やLG電子、米投資会社KKRなども関心を示していたと伝えられていますが、最終的にノジマが射止めた格好です。

 ノジマの野島廣司社長は、ノジマの店舗で得られる顧客の声を製品開発に直接反映し、製造からアフターサービスまで循環させる体制を構築したいと説明しています。ノジマはこれまでにも携帯代理店のITXやコネクシオをそれぞれ約850億円規模で買収し、2025年1月にはPC製造のVAIOも傘下に収めていますが、今回はそれらを上回る過去最大規模の買収案件です。

 日立は鉄道やエネルギー、デジタル事業への集中を進めており、家電事業の主導権を外部資本に移す今回の再編はその延長線上にあります。

 一方のノジマは「売る側」から「作る側」へと踏み込んだことになります。あの日立の冷蔵庫や洗濯機が、ノジマ傘下の日立ブランドとしてどう進化していくのか。ちょっと想像がつきにくいですが、だからこそ面白い再編なのかもですね。

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