台湾のPCメーカーAcerは、日本市場向けにSIMフリースマートフォン「Liquid(リキッド) Z200」の投入を発表しました。価格は1万円(税込)。販路はBOOKOFF。
BOOKOFFが展開する、ドコモのMVNO「スマOFF (AND market mobile)」のデータ通信用SIMカードとの抱き合わせで販売されます。いわゆる格安スマホです。SMS使用可、月間通信量2.1GBで月額980円となっています。
中古端末をBOOKOFFに売却することにより、「Liquid Z200」を無料で入手可能。下取りで割引が増えるサービスは大手キャリアもやっていましたが、端末代が無料になるのは大胆です。月額料金も端末代も圧倒的に安く済みます。売却可能端末は2007年以降製造のNTT docomo, KDDI, SoftBankの携帯電話・スマートフォン。この方式で契約した場合、2年契約となり、解約金に1万円(税込)が必要となります。
「Liquid Z200」は廉価帯の機種となり、LTEには非対応。OSはAndroid 4.4 KitKat、SoCはMediaTek MT6572M デュアルコア 1.0GHz、ディスプレイはWVGA解像度の4インチTFT液晶、実行用メモリは512MB、ストレージ容量は4GB、カメラは200万画素(背面のみ)、バッテリー容量は1300mAhとなっています。ローエンドモデル、しかも昨年5月に発表されたものを今さら持ってくるとは。「Liquid 410」でも持ってくればまだ良かったかもしれません。
端末買取で本体代金無料というのは面白い試みですが、はっきり言って、利用用途を相当限定しなければストレスが溜まるのではと思います。おすすめはできません。