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噂:XperiaからXperiaロゴが消える日

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 今後のXperiaスマートフォンからXperiaロゴが消滅すると、中華圏で話題になっています。

 中国マイクロブログWeiboのユーザーの投稿によると、Sony China 高橋洋氏が語ったところでは、Xperiaロゴは削除される予定で、SONYロゴに統一されるとのことです。

 ePriceが報じたところでは、Sony Taiwanの公式サイト上では、テレビはBRAVIA、カメラはCyber-shotといった具合にしっかりブランド名を表記しているのに対し、Xperiaは単に「Sony行動電話(携帯電話)」になったとか。

 海外の100万人のフォロワーを持つSony Xperia(@sonyxperia)が先日、アカウントを削除。その後、復活したかと思いきや、6月1日以降(IDにXperiaの含まれないアカウント)@SonyMobileNewsをフォローするように告知するツイートを投稿しています。

 今後Xperiaブランドは消滅してしまうのでしょうか?

 投資家目線であればSony Mobileは、グループのお荷物であり、日本経済新聞によれば、ジェフリーズ証券は5年ぶりにSonyへの投資判断を3段階中最上位から中位に引き下げ、理由として、ゲーム事業がピークを迎えたほか、スマートフォン事業から撤退できなかったことが継続的な損失に繋がることを挙げています。

 なぜSony、LGといった家電メーカーが、赤字のスマホ事業を維持しているのか?それはスマートフォンが個人消費者との重要な接点であるという以上に、今後あらゆる機器がシームレスにネットワークに接続される5Gでの競争において、グループ全体の優位性を保つためであると考えられています。様々な製品に5Gを埋め込むため、社内に技術を保持しておく必要があるというわけです。HTCが撤退していないのは不思議なところですが最近スマホのノウハウをそのまま転用し、Snapdragon 855搭載のAndroid 5Gルーターを家庭向けに発表するようになりました。

 この5Gの技術を必要としているのが、カメラや業務用機器・業務用カメラであり、これらを取り扱うのがソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社(SIPS)、カメラ部門です。

(CineAlta)

 Xperia XZ4のキャンセルを指示、カメラ事業部の技術を投入したXperia 1の開発を指示したのは、昨年からSony Mobile 副社長に就任した槙公雄氏であると言われています。同氏はSonyカメラブランドを立て直した人物として知られています。Xperiaに技術を投入するCineAltaやα(アルファ)、映像機器も、SPISが擁しています。

 ここ数年魅力的な製品を出せず赤字を垂れ流してきたがために、再編が行われていることが伺えます。魅力的なXperiaが久しぶりに登場した理由は、社内の事業部間の壁を突破したからではなく、社内の壁の内側に取り込まれていくからなのかもしれません。

関連:究極の映画スマホ誕生!ソニーの技術満載「Xperia1」国内発表レポ

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