GALAXY Note SC-05Dを2週間使った率直な感想

 電話?タブレット?いや、ギャラクシーノートだ!

 日本で発売された待望の新ジャンル:ノートことサムスンのGALAXY Note。発売日から使っていて気に入っていること、気に入らないことをまとめることにした。

充実のケース

 既に先行して、韓国を始めとする海外市場で人気を誇るGALAXY Note。そのため多くのサードパーティからケースやフリップカバーが発売されている。

 ただし、海外版Noteと互換性の無いカバーもあるので注意したい。SC-05Dは韓国版がベースモデルとなっている。SC-05D対応と明記されているものを選ぶべきだろう。

 日本国内版は付属品としてオレンジ色のフリップカバーが用意されているのが嬉しいところだ。

手帳らしく使おう

 こうした優れたケースやフリップカバーで画面を保護していれば、ロック画面は不要ではないだろうか。

 そういう人にはぴったりのアプリがある。

 Smart CoverNoLockだ。

 この二つのアプリを入れておくと、カバーを閉じている時には画面消灯し、カバーを開ければ画面を点けてロック画面をすっ飛ばせる、という挙動が可能になる。正直これがデフォルトでもいい。

Sペンの使い勝手

 Sメモの内容をDropBoxとDropsyncにて、常にバックアップし、デスクトップやノートPCからも開けるようにしているため、非常に快適だ。こういう仕組みはデフォルトで用意してくれれば、と思う。(そうした点は今後、サムスンが独自に開始するクラウドサービスに期待できる)

 また、Sペンとボタンを組み合わせた操作の使い勝手もいい。タッチパネル上で、Sペンのボタンを押しながら長押するとスクリーンショット撮影、押して下フリックでメニュー、左フリックではバック、などが呼び出せる。ほとんどの操作をSペンで完結できるのが新しい感覚だ。

 しかしながら、どうやってもホームボタンの動作は標準では割り当てられない。ホームボタン長押しのタスク履歴なども含め、タッチパネル上で完結出来ればなおよかった。SwipePadなどを入れて解決できる問題ではある。

海外版には劣るが…

 海外版のGALAXY Noteに比べると、チップセットの劣った国内版SC-05Dは若干もたつく印象だ。

 決定的に違いを感じる瞬間は、スクリーンショットの撮影時だ。Sペン長押しで海外版はほとんど一瞬で撮影できるのだが、国内版はこの時間が長く感じてしまう。

 ただしそれ以外の場面のもたつきは、許容範囲内であるとは思う。国際版を知らなければ、幸せに使えるだろう。

 Snapdragon S3に載せ替えてまでSC-05Dが手に入れたもの、それはXiだ。

性能はもちろんギャラクシー

 動画再生はSnapdragon S3でも不満に感じたことはほぼ無い。むしろ快適なぐらいだ。あらゆるコーテックに対応した動画プレイヤーMXを入れておけば、大抵の動画は再生できるし、比率をGALAXY Noteの特殊な比率にストレッチして画面いっぱいに再生することも可能だ。

 高解像度でAMOLEDともなれば、写真を存分に楽しむこともできる。7.0+では不満だった部分でもあり、非常に満足だ。

 また、Xi対応のおかげで、動画共有サイトも快適に視聴できるようになった。ニコニコ動画もコメント付きでもちろん引っかかりも全くない。GPUを贅沢に使ったゲームの類がまだ対応が進んでいない、という程度だろう。

電波とGPSは…

 二回ほど、圏外になったまま復帰しないことがあった。一度は機内モードのオンオフを行うことで復帰したが、二度目はOSの再起動を強いられた。また、買った直後はLTEを一切掴まず、OS再起動を経てLTEを掴むなど、若干怪しい挙動が見られたことは残念だ。まるでGalaxy S2 WiMAXに見られた症状だ。

 ただし、それらを除けば電波の掴み自体は問題ないため、Noteは現在でも常用している。

 また、GPS感度はあまりアテにならないと感じている。

 XPERIAシリーズは2011年からロシアの衛星測位システムGLONASSに対応しており、2012年モデルも素晴らしい感度だが、それらを実感しているほど、Noteの位置測位にはいまひとつな印象だ。

 一応、Noteの国際版はGLONASS対応で、SC-05Dの箱にもGLONASSの表記が見えるのだが、やや疑問符が付く。捕捉している衛星の数がおかしいということは無いのだが、実際にGoogle Mapを使うにあたっては、その恩恵はあまり感じられない。

 ただし、これらはあくまでもXPERIAシリーズやGALAXYシリーズばかり使っている筆者の体感にすぎない。機種変更前の利用機種や、利用シーンによっては、本当に些細な問題でしかないだろう。

これからのNoteとXi

 Xi契約のSIMカードは、SIMフリー機に挿しても使うことができる。電話のしやすいSIMフリー機に、Xiトーク(ドコモへの通話が24時間定額)を付けたSIMカードを挿して使いたいと考えている。そのため、GALAXY Noteが自分の中での常に第一線、というわけにはいかないかもしれない。

 しかしながら、電話としてではなく、手帳として、PDA=情報端末として考えると、非常に優秀だ。個人的にはこの位置のデバイスに求めたいのは通信速度ではなく、バッテリーの持ちだ。あえてXiを使いたくないというユーザーも多いだろう。

 その場合は電話アプリから*#2263#を入力し、WCDMA Band Preference→WCDMA ALLを実行すれば、LTEをオフにすることもできる。

 戻す場合には、*”2263#の後に、Automaticを選べばいい。各自自己責任でお願いしたい。

総評:国際版を知らなければ、買い

 Xiが不要だというユーザーには、SC-05Dの魅力は薄い。

 だがバッテリーを買い足すことはできても、通信速度は逆立ちしても上がるものではない。そうした意味では、予備バッテリー大容量バッテリーの買い足せる、Xi対応のSC-05Dは有利だ。

 また、現状では国内で販売されているスタイラスオペレーション可能なデバイスとなると限られてくるし、手帳の代替としては事実上Noteしか無いだろう。結局はそこに魅力を感じられるかどうかだ。

 過去にはHTC FlyerやPDAが存在していたような泡沫の分野だが、GALAXY Noteのようなデバイスを皮切りに、盛り上がってくるかもしれない新しいジャンル。ノートのみならず、GALAXY Tab 7.0+系列の機種にも、Sペン対応をお願いしたいところだ。


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