弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

遅れてきた真打ち?発売日が迫るOptimusG Pro L-04E をチェック

 ドコモの春モデルとして発表されたものの、発売日が他のNEXTシリーズより少し遅くフルHDディスプレイやクアッドコアCPUという高いポテンシャルを持ちながらも忘れられがちなOptimusG Pro L-04Eをチェックします。

Pro がついて前身モデルから更なる進化

向かって左がL-04E 右がL-01E

 OptimusG Proは前身であるOptimusG(L-01E)を進化させ、洗練させたモデルとなっています。主な相違点を表にまとめてみました。

  OptimusG (L-01E)  OptimusG Pro (L-04E) 
 チップセット  APQ8064 1.5GHz クアッドコア  APQ8064 1.7GHz クアッドコア
 RAM  2GB 2GB 
内蔵フラッシュメモリ   16GB 32GB 
画面サイズ   4.7 インチ 5.0 インチ 
画面解像度  HD(720 * 1280) Full HD(1080 * 1920) 
 バッテリー  2210mAh(着脱可)
三洋電機製 
3000mAh(着脱不可)
LGケミカル製 
防水 対応  非対応 

 CPUは動作クロックが向上、内蔵フラッシュメモリの容量も増え、画面サイズも大型化、また昨今のハイエンドモデルでは当然になりつつあるフルHD解像度のディスプレイも搭載しています。

 バッテリーは容量が増えたものの、残念なことに裏蓋の取り外しができず着脱は不可。3000mAhと大容量なもののクアッドコアのCPUとフルHDのディスプレイを搭載していることを考えると、予備のバッテリーが欲しくなります

 なお、以前のモデルでは防水に対応しており、LG電子特有のキャップレス防水にも対応でしたが、今モデルは防水に非対応なので、注意が必要です。

物理ボタンが復活 ボディも丸みを帯びたものに

 平坦なディスプレイのデザインにワンアクセントを加えているのが、前モデルではタッチ式だったホームボタン。今回は物理式のボタンに変更されています。

 LEDを内蔵しており、充電中は緑色に光るほか、電話の着信やメールの受信などの通知も兼ねています。

 本体デザインは前作の角張ったデザインから一新、丸みを帯びたボディに変更されています。裏蓋の取り外しができないようにした結果、デザインの可用性が増したのでしょう。握りやすく手にフィットするので、この点は順当な進化と言えるでしょう。

フルHD&ギャップレスのディスプレイ

 昨今のハイエンド機では当たり前となりつつある、フルHDの解像度のディスプレイを搭載。また、カタログではわかりづらい変更点として、液晶とタッチパネルの間にあった空気層を無くしたギャップレスの液晶を採用しており、高い解像度も相まってとても綺麗です。

 ディスプレイに関しては百聞は一見にしかずという言葉あるように、店頭のモックで確認するとその違いは一目瞭然かと思われます。ぜひチェックしてみてください。

Optimusならではのソフトウェアも

 OptimusGから搭載されていた、Qスライド機能が進化し、対応アプリを縮小しウインドウで操作できるようになりました。以前のQスライド機能はあくまでも画面上でアプリを透過させるもので、アプリの上に必ずアプリが重なって表示される実用性の低い仕様でした。

旧バージョンのQスライドの様子

 ただし、ウインドウ表示に対応しているアプリが少なく、まだ実用に耐えるほどの数がありません。

 ブラウザは普段Chromeを利用していますし、動画のプレイヤーもGoogle Playからインストールしたものを利用しているため、もっと多くのアプリに対応して欲しいなと思います。

 この点はLGエレクトロニクスがソフトウェアの仕様を外部に公開する必要があるため、なかなか難しいのかもしれませんね。

ハイエンドなOptimus 海外モデルもチェック

 以上、さらりとOptimusG Proの注目ポイントをチェックしてみました。筆者はOptimus Gを愛用しているため、Proの発表を聞いたときは思わず胸が高まりました(しかし、秋モデルで発表されたモデルの新モデルが春に出るとは……トホホ)

 OptimusG Proは前モデルと異なり、ディスプレイ・バッテリーもLG製のものに変更され、汎用部品が多いスマートフォン市場で少しだけ尖ったモデルになっています。

 国内モデルと海外モデルでは今回も大幅に仕様が異なり、海外モデルではバッテリーの着脱が可能で防水機構を搭載しており、前作のGとは真逆のアプローチになっています。またディスプレイサイズも微妙に小さくなっているので、気になる方には気になるかもしれません。

 防水仕様が日本モデルでは廃止された点がとても残念に感じられます。このあたりは大人の事情や設計上の事情があるのでしょうが、筆者からすると「せっかく日本で出すのになあ」という感じでしょうか。

 細かい点が気にはなりますが、これでも十分にハイエンドなOptimusG Proはすでに予約が開始されており、2013年の4月4日から発売予定です。興味が湧いた方はぜひぜひWebだけでなく店頭でチェックしてみてください。

Android端末のレビュー」についての他の記事

大満足!防水廉価タブ「Galaxy Tab S9 FE」レビュー

2023-11-24 18:56:28ひかるん

GalaxyGALAXY TabGalaxy Tab S9Galaxy Tab S9 FESamsung

サムスンから先日発売された「Galaxy Tab S9 FE」を購入ししばらく使用しました。サムスンとしては国内初登場となるFEシリーズで、今年の端末ラインナップにも力が入っています。その中でもかなりコスパの高い機種となった1台です。筆者はここ1年半ほどGalaxy Tab S8 Ultraを使用しており、その大画面感に利便性を感じていたものの、やはり大きさとキーボードカバーの重さのせいで取り回し...

「設立95周年」の節目に爆進するモトローラ。折り畳みスマホ日本「普及」狙う

2023-11-20 22:38:31會原

Motorolamotorola razr 40razr 40razr 40sSoftBank

左:モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社 代表取締役社長 松原丈太氏、ソフトバンク株式会社モバイル事業推進本部 本部長 郷司雅通氏Motorola Mobility Japanは、新製品発表会を開催。Motorolaの現況を説明、新製品「motorola razr 40 / razr 40s」を発表しました。MVNOや直販で購入できる公開市場向けSIMフリー版「razr 40」は11月22日...

モトローラ「razr 40/s」ハンズオン。小型サブディスプレイ、ソフトバンク限定色も良し

2023-11-20 20:07:15會原

Motorolarazr 40razr 40sレビュー折りたたみスマホ

モトローラの新製品発表会を取材したので、ハンズオンレビューをお送りします。今回発表された新製品が、折り畳みスマートフォン「razr 40 / razr 40s」。末尾sがソフトバンク版。ハードウェアと対応周波数は同一。基本色はバニラクリーム、セージグリーン。レザー調の筐体で質感の高さ、手触りの良さは特筆に値します。全体として落ち着いたテイストのなか、伝統のモトローラロゴの光を反射する具合や、エンボ...

Redmi 12 5G レビュー。安い、電池が持つ

2023-11-16 18:45:08會原

RedmiRedmi 12 5GXiaomiレビュー

Xiaomi JapanよりRedmi 12 5Gを一定期間貸与していただいたのでレビューします。今回お借りしたのはスカイブルー。爽やかで良い色です。価格は2万9800円の廉価スマートフォンとなります。一昔前なら「安いやつはダメ、3万円出せば最低限良いのが買える」のが定番認識でしたが、通貨安と物価上昇もあって、価格の常識のラインも動きつつあります。そんな情勢に加えて、ここで思い出されるのがRedm...

AQUOS sense8レビュー。格式高い写真の撮れる、軽量高耐久な新世代国民機

2023-11-05 21:19:22會原

AQUOSAQUOS sense8SHARPレビュー

ごめん、AQUOS R8 proより好きだわ(笑)SHARPより、Androidスマートフォン「AQUOS sense8」をお借りしたのでレビューします。発売前のファームウェアであるため、実際の製品とは異なる部分がある可能性をご承知ください。本機は消費税込み5万円台後半(SHARP新製品発表で公開されたメーカー想定価格)のミッドレンジモデル。驚くべきはその軽さ。5000mAhの大容量電池を搭載した...

OPPO Reno10 Pro 5G レビュー。外観がきれい

2023-10-24 17:15:16會原

OPPOOPPO Reno10 Pro 5Gレビュー

「OPPO Reno10 Pro 5G」をOPPO PR事務局から一定期間お借りしたのでレビューします。OPPO公式ECサイトでの価格は8万6800円。まず目を引くのがデザイン。本体色は紫色と灰色の二色で、今回の試用機は灰色。紫色は光沢ですが、灰色の質感はマットで手触り良好。筐体背面はサラサラ。OPPOの廉価モデルでは安いプラスチックで表面加工を工夫したものがありますが、本機はガラス製。明らかに異...

Pixel Tabletに感じる強烈な不満。

2023-10-22 18:02:46そっぷる

GoogleGoogle Pixel TabletNest Hub MaxPixelPixel Tablet

Googleより発売されたPixel Tabletを長期使ってみました。正直、全くもって期待外れでした。Googleはこれをタブレットと謳いつつ、ドックに取り付ければハブモードになると紹介、「次世代のオーディオ」と喧伝しています。しかし実態は、企画倒れの中途半端な失敗作です。それぞれ分けて紹介します。Pixel Tabletの不協和音タブレットモードここで具体的にドックからはずしたタブレットの状態...

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

𝕏 フォローする 再度表示しない