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「Kobo Aura HD には電子マンガ革命を起こしてほしい」デジほん15冊目

 楽天が4月16日に発表した(日本では未発表) Koboの新端末である Kobo Aura HD は、とても日本のユーザ向けの電子書籍端末だと思いました。その理由をいくつかご紹介します。

これならマンガも大丈夫!約7インチの高精細 E-INK ディスプレイ

 筆者はKobo touchやKobo glo それから Kobo miniを所有して、実際に利用していますが、マンガの閲覧には向いていないと使うたびに感じています。画面サイズが若干小さいこともありますが、画面の解像度の低さもその理由で、マンガを読む都度、Nexus 7のような解像度が高く液晶ディスプレイを搭載した端末を引っ張りだしていました。

 解像度が高くなることで、今まではつぶれてしまっていた細かい線やトーンの表示が可能になり、細かい書き込みが多いマンガをよりきれいに閲覧できます。

 細かい描写力に関しては、今のkoboシリーズでもきれいといえばきれいなのですが、主な利用用途は文字を読むことに置かれているようで、筆者の中では不満が募っていました。

処理速度が大幅に高速化

 もう一点、マンガを閲覧するときの妨げになっていたのはレスポンスの悪さです。販売されている書籍を閲覧しているときに、時々引っかかりを感じたり、MicroSDに保存してあるPDFやEPUBのデータを閲覧する際に、動作のもたつきを感じていました。

 これは、単純に画像を表示するE-INKディスプレイの表示の遅さの問題だけでなく、CPUの処理速度が遅かったという側面があります。

 その点、1GHzで駆動するプロセッサーを搭載すると考えると、今よりレスポンスが改善されることが予想でき、JPEGの表示にさえもたついていた貧弱なCPUが強化されると思うと、心が洗われる思いです。

日本でも投入される?たぶんされる!

 現在、Kobo Auro HDについての公式サイトは日本からでは閲覧できない状態になっています(日本のKobo公式サイトにリダイレクトされます)

 ただ、Googleのキャッシュを利用すれば閲覧が可能で、スペック表を見ると対応言語には「Japanese」の文字が!

 おそらく時期をみて、日本の市場でも投入されるのでしょう。

 米国ではすでに予約が可能な状態ですが、日本では公式なアナウンスは一切されていません。Kobo touchからよくここまで盛り返してきたなと考えるとやや感傷的な気持ちになってしまいますが、筆者もE-INKでマンガ読書を外出先で行いたいので、早く日本でも発表してほしいですね!

情報元:www.kobo.com/koboaurahdキャッシュ

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