KDDIは、5月末に東京、神奈川、山梨の一部で2日連続で起きた通信障害について、影響を受けたユーザーに700円を返金すると発表しました。7月以降の請求時に利用料金から700円分を差し引く形になると見られます。
2日連続で60万人前後のユーザーが影響を受けているため、対象ユーザー数を700倍した額が、ユーザーに還元されるような形でしょうか。ただ今回の反省を受けて、KDDIは設備投資予算を70億円増額して300億円にするため、返金額も誤差の範囲内かも知れませんね。
また、この発表では、禁断のau版iPHone5のLTEの実人口カバー率についても公開されています。
通信方式 | 2013年3月末 (実績) | 現在 (2013年5月末) | 2014年3月末 (見通し) |
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CDMA2000 1x (音声/データ) | 99% | 99% | 99% |
EV-DO (3G) | 99% | 99% | 99% |
LTE (800MHz帯) 10MHz幅(主に75Mbps) |
96% | 97% | 99% |
LTE (2.1GHz帯) 5MHz幅以上(主に37.5Mbps) | 63% | 71% | 80% |
LTE(2.1GHz帯) 10MHz幅以上(主に75Mbps) | 14% | 20% | 精査中 |
iPhone5の利用する2.1GHz帯は、3月時点で63%、5月末時点では71%となっています。2014年3月頃には80%になるとのこと。2ヶ月で8%近くエリアが増えているわけですが、71%から9%増えてカバー率80%になるまでには、ペースが大きく鈍化、来年の3月(つまり10ヶ月かかる)ということになります。
あくまでKDDI本来の主力は2.1GHz帯ではありませんし、LTE 800MHz帯にiPhone5Sが対応するという噂も現実味を帯びますね。800MHz帯のLTEは現時点でも実人口カバー率97%となっています。
情報元:KDDI
[訂正]タイトルからLTEが抜け落ちていたため、訂正させていただきました。