産経ニュースは、NTTドコモの冬の「スリートップ」から、SHARPと富士通が転落する見込みであることを伝えました。
NTTドコモは、夏モデルから「ツートップ戦略」と銘打ち、特定機種に対して販促費と料金体系で差別化する施策をとっていました。また、冬モデルではSAMSUNGが降り、SONY、SHARP、富士通の「スリートップ」になると報じられていました。
また、日刊工業新聞社もNTTドコモの「スリートップ」見直しを伝えており、iPhoneの実質的な「ワントップ」となる可能性にも触れており、情勢は不透明です。
シャープは、今年度のスマートフォンの予想販売台数を130万台減の550万台へと下方修正。iPhoneの販売増は、SHARPの携帯電話事業としては厳しい反面、iPhoneに液晶パネルをSHARPが供給している面もあり、複雑な心境であることが伺えます。
それにしても、iPhoneの取り扱いが決まったとたん、「スリートップ」の中身がひっくり返ってしまう狼狽ぶりからは、iPhone取り扱いの交渉はギリギリまで行われていたということ、そして「ツートップ戦略」はやはりiPhone導入のためにこそあったということが、よくわかりますね。
これらの報道の中に、「スリートップ」から外される可能性の高いメーカーとしてSHARPと富士通は出てくるものの、SONYは出てきていません。SONYは「XPERIA A SO-04E」で立派な結果を出している(しかも現在も販売ランキング上位)ので、SONYとAppleのツートップだったりするんでしょうかね。
秋冬モデルにおいて、SONY Mobile製の「XPERIA Z1 SO-01F」も投入される予定であり、どのような扱いとなるのか気になるところです。