やや旧聞に属する話題ではありますが、国民生活センターが、スマートフォンが高温に発熱する事例が増えているとして注意を喚起しました。
これまでフィーチャーフォンの時代は発熱するといった報告はほとんど無かったものの、2009年4月~13年12月の期間ではスマートフォンの発熱に関する相談があり、やけどを負ったケースも75件あるとのこと。
国民生活センターの公開した記事には特定の機種名は書かれておらず、事例として挙げられている写真やマスコミのニュース番組から機種名を判別するには、LG製のOptimus G L-01EとNEC製のMEDIAS X N-07Dと思われます。確かにN-07Dは急激に熱くなる機体でしたが、Optimus Gにはそういうイメージはあまりありませんでした。
(引用元:ANN)
国民生活センターの発表や各社の報道記事によれば、充電端子に、上下を誤って抜き差ししたことで損壊したり、汗などの水分が入った状態で充電することで、焼損してしまう事例が起きているとされています。こうした事故原因から察するに、Optimus G L-01Eの充電規格はmicroUSBであることから、充電端子の上下がわかりづらいという点に加え、キャップレス防水仕様で充電端子がむき出しになっているため、水分が付着したまま充電してしまうという、ミスが起きやすい点から、国民生活センターが例に上げたものと思われます。
国民生活センターは、充電の際の充電端子の取り扱いに注意すること、異常を感じた場合にはただちに充電を中止すること、長時間肌に密着させないことなどを挙げています。焼損の原因を鑑みるに、特にmicroUSB端子やキャップレス防水の機種ではとりわけ注意が必要でしょう。
同センターは移動体通信事業者にも改善要望を出しており、各キャリアは本体の温度が高くなると電源が切れるシステムを導入するとのことです。