Apple社は、iOSの車両への統合機能である「CarPlay」を正式に発表しました。
この「CarPlay」により、iPhoneと自動車のディスプレイを接続し、電話や音楽、メッセージ、ナビゲーションといったiPhoneの機能を、自動車で操作するにあたって最適なインターフェイスで利用することができます。自動車のタッチパネル、ダッシュボードのボタン、そしてSiriによるボイスコマンドがそれです。
その他、「CarPlay」で動作するサードパーティ製のアプリケーションとしては、現在Beats Radio、iHeartRadio、Spotifyが挙げられており、最適化された対応アプリは今後も登場すると述べられています。
対応機種は、iOS 7を利用可能で、且つライトニングケーブルを利用できるiPhone(つまりiPhone 5 / 5s / 5c)となります。機能は今後のアップデートにより追加されます。
また、対応する自動車としては、フェラーリ、メルセデスベンツ、ボルボなどのメーカーが今週にも発表予定。さらにBMW、General Motors、フォード、ヒュンダイ、ジャガーランドローバー、起亜、PSAプジョーシトロエンといった自動車メーカーのほか、三菱、日産、スバル、スズキ、そしてトヨタといった日本のメーカーからも対応車両が登場する予定です。
GoogleもAndroidを自動車に搭載することを目標として、各自動車メーカーやNVIDIAと共に「Open Auto Alliance(OAA)」を立ち上げています。IT企業の戦場は、自動車の領域にも拡大されつつあると言えそうです。
情報元:Apple
[訂正]一部誤った記述がありましたので、当該記述を削除させていただきました。