京セラが日本国内販売することを発表したスマートフォン「TORQUE(トルク) SKT-01」ですが、本機の予約受付がインターネット上で開始されました。
「TORQUE」は、すでに海外市場に投入され好評を得ている、タフネススマートフォンです。米国防総省が、米軍の装備品調達にあたって規定している「MIL規格(MIL-STG-810G)」を満たしているため、あらゆる状況において利用できます。(防水、防塵、耐衝撃、耐振動、耐日射、温度耐久、塩水耐久、低圧、防湿など) 国内で正規に販売されているスマートフォンで、「MIL規格」に対応したモデルは本機が初めて。
利用できるネットワークはNTTドコモとされており、さらにSIMロックも掛かっておらず、SIMフリーモデルとなっていることから、NTT docomo、SoftBank、MVNOのSIMカードを利用できるものと思われます。
販路のひとつであるNTTグループのオンラインストア「NTT-X Store」では、お値段は8万7780円に設定されています。既に入っている予約の台数に関しては、3月3日時点で「二桁」であることが「NTT-X Store」の公式アカウントより明らかにされています。
国内初!MILスペック準拠(MIL-STD-810Gの11項目)の高耐久性スマートフォン TORQUE SKT-01ですが、二桁のご予約を頂きご好評でございます!ご予約された方、謹んでご尊敬申し上げます! http://t.co/0wt2qYASet
— NTT-X Store (@nttxstore) 2014, 3月 3
法人向けなどのビジネス用途が主であると考えられますが、競合するコンシューマー向けの機種があまり無いことから、個人向けにも一定のニッチな需要があるものと考えられます。
スマホ事業からの撤退や、合同のスマホ向け半導体開発メーカーの解散など、暗いニュースの多い日本メーカーですが、米軍規格対応の「TORQUE」シリーズで海外市場で評価の高い京セラや、6200mAh超大容量バッテリー・ヒーター内蔵の法人向けWindows Phoneで日本市場に再参入したPanasonicなどを見ると、日本メーカーの活路はここにあるのかもしれませんね。
情報元:NTT-X Store