国内のスマートフォン事業から撤退を表明していたパナソニックが業務用スマートフォンを引き連れ、国内のスマートフォン事業に再参入します。
今回発表されたモデルは Windows Embedded 8 Handheld(Windows Phone8ベースのOS)を搭載した「FZ-E1」と Android を搭載した「FZ-X1」の2モデル。
両者ともに、TOUGHPAD のブランドを冠する業務用モデルで、IP65/68の防塵、防水仕様で、MIL-STD-810Gに準拠した自由落下試験もクリアし、ヒーターを内蔵することで -20℃〜60℃ までの幅広い気温で動作可能となっています。
主な仕様は5インチのHD液晶を搭載、上記の通り対落下・対撃性能は MIL-STD-810G に準拠、Windows Embedded 8 Handheld を搭載したモデルは クアルコム製クアッドコアプロセッサ MSM8974AB を Android モデルも同様に クアルコム製クアッドコアプロセッサ APQ8064Tを搭載します。
その他の仕様は2モデルとも共通しており、メモリ2GB、内蔵フラッシュメモリが32GB、WiFIは IEEE802.11a/b/g/n/ac に対応する他、Bluetooth 4.0にも対応。リアカメラは800万画素、フロントカメラは130万画素となっており、LTE、3G(HSPA+ / WCDMA, CDMA2000/1x EV-DO)に対応しているため、幅広いキャリアでの利用が可能な他、バッテリーのホットスワップにも対応、6200mAhの高容量バッテリーを備えながらも、予備バッテリーを用意しておけば電源を入れたままバッテリーパックの交換が可能です。
国内向けスマートフォン市場からの撤退を惜しむ声が多かっただけに、業務用ながらも市場に再参入というのはありがたい話ですが、一般消費者が手に取る機会の少ないキワモノモデルをひっさげての再参入となりました。
情報元: LTE/3G音声通話対応法人向け頑丈タブレット TOUGHPAD FZ-E1/FZ-X1を発売 | プレスリリース | ニュース | パナソニック企業情報 | Panasonic