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au回線のMVNO検討――ケイ・オプティコム、格安スマホに参入か?

eohikari

 関西電力系列の通信事業者であるケイ・オプティコムが今夏を目処にスマートフォン事業に参入する見通しであると各紙が報じています。なお、ケイ・オプティコムは「決定していることはないが、検討しているのは事実」とコメントしています。

 報道によると、auの回線を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者、他社の携帯電話などの通信回線を借りて通信サービスを提供する事業者)によるサービスを検討しており、すでに「auスマートバリュー」でKDDIと提携している同社としては順当な流れであると思われます。料金は端末代金を含めて3,000円程度を想定しているとされ、すでに提供中のスマートフォン向けIP電話サービス「LaLa Call」も無料で利用できるようになると見られています。

 ケイ・オプティコムは関西以外ではあまり馴染みがないと思いますが、個人宅向け光ファイバーサービス…いわゆるFTTHの「eo光(イオひかり)」を運営し、関西ではNTT西日本の「フレッツ光」と熾烈なシェア争いを繰り広げている会社です。関西にお住まいの方は、唐沢寿明と相武紗季のCMと言われればピンとくるのではないでしょうか。

 スマートフォン事業への参入を検討しているのは、FTTHとのセットで家庭の通信を一手に引き受けることでのサービス強化と共に、価格競争によって低下している顧客単価の引き上げを狙っているためと思われます。テレビCMでは「auスマートバリュー」によるスマートフォンとのセットで安くなることを強調しており、前述の「LaLa Call」も提供中ですが、更にスマートフォンに向けてかじを切っていく模様です。

 今月頭にはイオンがNexus 4を販売するとして話題になりましたが、通信とは無縁の事業者に続いて大手の固定通信事業者も腰を上げ、スマートフォン事業は様々な業種から目をつけられるようになっています。これらの事業者が料金の高止まりに一石を投じることができるのか、注目されます。

情報元:SankeiBiz, YOMIURI ONLINE

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