誰でもスマートフォンの、カメラやバッテリー、ディスプレイを自由自在に組み合わせられる、まるで「自作スマホ」とでも言うべき、夢のような計画がGoogleの”Project Ara”です。Google傘下時代のMotorolaが開発しており、Motorola売却時もGoogleはこのプロジェクトを自社に残し、開発を継続しています。
そのプロトタイプが動作する様子が収められた動画が、YouTubeにアップロードされました。我々がGoogle I/Oで見たことのある”Project Ara(Spiral 1)”のモデルとは、少々違います。
モジュール式のパーツなどは同じです。白い筐体で、Android OS JellyBeanが動作していることが確認できます。
この動画の終盤に、「Spiral 2の試作機を開発者会議で公開」とのメッセージが表示されています。Project ARAモジュール開発者会議は、2015年1月14日に米カリフォルニア州で開催、同月21日にはシンガポールでも開催されます。
今後のバージョンでは、骨格部分と各モジュール部分の脱着を制御する半導体を東芝が独占供給し、電源を入れたまま個々のモジュール交換を可能とするホットスワップに対応すると噂されています。
Project Araの実機は、早ければ2015年にも限定的に販売されると伝えられており、開発者会議が楽しみなところです。