セキュリティ会社Palo Alto Networksは、中国メーカーYulong Computerのスマートフォン「Coolpad(酷派)」にインストールされている「CoolReaper」が、バックドアであると発表しました。
バックドアは、その名の通りセキュリティの「裏口」のこと。ネットワークを介してこの入口から攻撃者は侵入し、利用者は気付かないうちに遠隔操作されてしまいます。今回の場合、質の悪いことに、このソフトウェアはメーカーが用意したソフトウェアです。
CoolpadにプリインストールされたCoolReaperは、メーカーが感染デバイスをコントロール下に置き、ユーザーの同意も通知も無いままにアプリをインストールしたり、偽のOTAアップデートを通知したり、SMS/MMS/電話を勝手に使用したり、位置情報やSMS履歴などをCoolpadのサーバー上に送信します。
CoolReaperのインストールされたCoolpad端末の台数から1000万人以上に影響する可能性があるそうです。