Apple社のiPhone 6s/ iPhone 6s Plusに搭載されているA9プロセッサーは、SamsungとTSMC(台湾セミコンダクター)が供給しています。それぞれ製造プロセスルールはSamsung製が14nm、TSMCが16nmとなっています。
これについてはアプリ「Battery Memory System Status Monitor」から確認可能。SystemタブのModelに書かれている型番からわかります。
- N71AP: Samsung製
- N71mAP: TSMC製
- N66AP:Samsung製
- N66mAP: TSMC製
この2つのバッテリー駆動時間をベンチマークて比較すると、如実に差が現れます。以下、iPhone 6s Plusにおける比較。Samsung製が6時間程度であるのに対して、TSMC製は8時間程度。2時間もの差が出ています。
これはiPhone 6sの「当たり外れ」であるとして、国内外のインターネット上で話題になっています。
この問題について、Ars TechnicaがAppleから得た回答によれば、バッテリーベンチマークの結果は実際の利用における電池駆動時間を示せていないとしつつも、バッテリー駆動時間の誤差は2〜3%存在していると認めました。
どちらのチップかどうかを、購入前に確認する術はありません。相当な比率でSamsung製のチップも搭載しているとみられ、交換対応も期待できないものと思われます。