SoftBankは、新料金プラン「スマ放題 / スマ放題ライト」向けのデータ通信プランとして、「データ定額パック・標準(8)」を提供開始しました。データ容量を家族と共有する形式ではなく、個人で利用するプラン。月間データ容量は8GBで、価格は税別6700円。
SoftBankの新料金プランは、不評の多いNTT docomoの新料金プラン「カケ・ホーダイ&パケあえる」の模倣です。従来、携帯各社は月間通信量7GB(税別5700円/月)で統一してきましたが、総務省が4Gの割当の際に、データ通信プランの多様化を割当条件としたことで、ドコモとSoftBankは個人向けのデータ容量を2GBまたは5GBに決め打ち、大容量のデータプランは家族シェアを念頭に置いたものとし、多様化を図りました。
ところが、従来7GBのプランを使ってきたユーザーのうち、家族シェアを利用できない・使いたくないユーザーにとっては、受け皿が無くなったことになります。そこでドコモが導入したのが、個人で利用することを念頭に置いた「データLパック」。6700円/月で容量8GBを利用できます。今回のSoftBankの「データ定額パック・標準(8)」はこれの模倣です。なんのひねりもありません。
最近の携帯各社はプランを模倣し合い、価格競争に乏しく、ただの横並びに堕しています。やはりMNOが3社にまで減ることを看過してきた総務省の失策は責任重大であると感じます。