米Sprintは、他社から乗り換えた場合に、通信料金を半額にするキャンペーンを発表しました。ユーザーが他社で利用中のプランの料金の、半額の料金で利用できるというもの。
T-MobileからSprintへ乗り換えた場合の料金プラン。
AT&Tから乗り換えた場合。
Verizon Wirelessから乗り換えた場合。
さらに1ヶ月の試用期間を用意するほか、他社で発生する違約金のうち最大650ドルまでSprintが還元するそうです。ちょうど日本でMNP契約にキャッシュバックが発生するようなものですね。
米Sprintは、日本のSoftBankが買収した通信キャリアです。しかしSoftBankによるT-Mobile買収は米当局からの許可が降りず、当のSprintも不調が伝えられていました。最近は、孫正義社長がSprint本社近くに家を買うなど、立て直しのためにどのような動きを見せるのか注目されていました。
孫正義社長が、日本でVodafoneを買収してSoftBankとなった時、最初の攻勢として、他社の主要プランを模倣して用意したうえで、安さを訴求するというものがありました。auのプランをコピーしたオレンジプラン、ドコモのプランを模倣したブループランというものがありましたね。日本での成功方程式をもって、アメリカ市場での反転攻勢に繋げたい考えがあるのでしょう。