中国メーカーPiPOが、「PiPO KB2」なる製品を香港で展示しています。
開くことでキーボードが展開します。一見、よくある折りたたみ式キーボードにしか見えません。
しかし、なんとこの製品、実は中にCPUを内蔵した、正真正銘のWindows PCなのです。キーボードから画面出力している様子が以下。
OSはWindows 10 Home、実行用メモリは2GBまたは4GB、ストレージ容量は32GBまたは64GB。Intel Atom x5-8300プロセッサを搭載しています。VGAポートはなく、HDMIポートが搭載されています。無線通信はWi-FiとBluetoothを搭載します。バッテリー容量は2500mAh。
ちなみに先代モデル「PiPO KB1」は、6000mAhバッテリーとVGAポートを搭載しており、かなり大きくて無骨な印象です。
初代と比べて、レガシーポートやバッテリー容量を削ることで、かなりの薄型軽量化に成功していることが伺えます。
Windows Centralによると、PiPO KB2は既に中国では販売されており、日本でも発売予定とのことです。まだ価格はアナウンスされていないそうです。
ちなみに、今年の初めにはテックウィンドが同種のコンセプトを持った「キーボードPC WP004」を日本で発売済み。
このようなコンセプトの製品は今後増えていくのかもしれませんね。
個人的には、KB1やWP004にはタッチパッドが搭載されているのに対して、KB2は搭載していなさそうであることは気になります。別途Bluetoothマウスなどを持ち運ぶ必要もあるかもしれません。