今日、タブレットと言うと、iOSを搭載したiPad、Androidタブレット、Windowsタブレットの3つが主にありますが、どのOSにも一長一短があり、どれか一つを選ぶのは難しいですよね。そんな中欲張りな要求に応えるため?、中華タブレット市場にはデュアルOSを搭載した製品が存在します。
今回、AndroidとWindows10を搭載した「Chuwi Hibook」をGearBestさんから提供していただいたのでレビューしていきたいと思います。
スペック
OS | Windows 10 & Android 5.1 Lollipop |
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CPU | Intel Cherry Trail Z8300 64bit Quad Core 1.44GHz, Up to 1.84GHz |
RAM | 4GB |
ROM(内部ストレージ) | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS Touch Screen with 1920 x 1200 |
アウトカメラ | 500万画素 |
インカメラ | 200万画素 |
バッテリー容量 | 6600mAh |
サイズ・重量 | 262 x 167.5 x 8.5mm、550g |
CPUにはAtom x5-Z8300、RAMには4GB、ディスプレイはフルHDのIPS液晶と、WindowsタブレットとしてもAndroidタブレットとしても十分なスペックになっています。
外観
前面にはWindowsロゴとフロントカメラというシンプルな構成。Windowsロゴは、Windowsの時もAndroidの時もホームボタンとして動作します。
背面はカメラがあり、わずかに湾曲したデザインになっています。
正面向かって左側には、MicroSD、USB Type-C、Micro USB、MicroHDMI、イヤホンジャックが位置しています。
上部には電源ボタンと音量ボタンがあります。
美しいデザインだが……
筐体は金属筐体で有る他、エッジには鏡面加工がされており、非常に高級感のある仕上がりになっています。しかし、少々重く感じ、見た目以上にずっしりしています。
パフォーマンス
動作速度
RAM4GB、Atom x5とそこそこのスペックで動作は、AndroidでもWindowsでも軽快な動作をします。
ネットサーフィンやTwitter、Youtubeを見るくらいであれば、全くストレスを感じることはありません。Windowsに関しても同様で、Wordファイルを確認する程度であれば問題なく出来ます。
Androidで、Antutu BenchmarkやGeekBench 3を動かして見ました。
スコアは去年のミッドレンジ~ハイエンドモデルの間くらいの性能です。想像以上に安定した動作をしていました。ただやはり搭載されているCPUはAtomなので、両OSにおいて重めのアプリケーションを使うことには厳しさを感じましたね。
スピーカー
左右にスピーカーがありステレオスピーカーとなっています。音質としては良くも悪くも価格相応といった所。ステレオということもあり、音自体にパワーはありますが、全体的にシャカシャカした音になっています。
どういった人にオススメ?
あくまで筆者の感想ですが、AndroidスマホとWindows PCを所有していている人にオススメしたいですね。AndroidとWindowsを両方搭載しているので、上手く使い分けることでその威力を発揮すると考えます。
例えば、通勤中にKindleで読書をしたり、YouTubeで動画を見るといったことはAndroidの方が行いやすいですし、ExcelやWordファイルの確認はWindowsの方が良く、そういった形で2つのOSの利点を利用することができます。スマホやPCの隙間の部分を、デュアルOSで上手く埋めてくれる存在です
価格も2万円以下とスペックの割に安く、輸入というハードルはあるものの、手の出しやすい値段になっています。国内のタブレット市場も良いですが、変わった製品もある中華タブレット市場に目を向けてみてはいかがでしょうか。