BBCが報じたところによると、サンフランシスコからボストンへ飛行するVirgin America機が緊急着陸させられるところだった事件がありました。
飛行中、機内にてSSIDが「Galaxy Note 7」になっているWi-Fiスポットが発見されたとのこと。
Open my laptop on the plane and notice a Galaxy Note 7 wifi hotspot https://t.co/y1csn9gOsZ pic.twitter.com/9Z5IJULuPs
— Lucas Wojciechowski (@lucaswoj) 2016年12月20日
Androidは、自機のモバイルネットワークを用いてWi-Fiスポットを作り出す「テザリング機能」が存在します。このWi-Fiスポットの名前であるSSIDは、デフォルトではその機種名になっていることも多いです。
しかしGalaxy Note 7は、世界各地で爆発事故を起こし、飛行機内で発火する事件も発生しており、世界的にリコール対象となり、生産停止・販売停止となった欠陥機種です。
当然、機内持ち込みも禁止されているため、飛行機の乗務員は乗客に対し、Galaxy Note 7を引き渡さない場合、乗客への手荷物検査や緊急着陸もしなければならないと告げました。
そこで乗客は、単にSSIDを「Galaxy Note 7」に変更しただけで、実際は他の端末であるということを告白しました。おそらくジョークの類だったのでしょうが、飛行機の機内においては冗談にもなりませんでした。この告白により、飛行機は強制着陸を免れました。