Amazonは、Fire TVとFire TV Stickを使って、家庭のリビングにあるテレビへとその手を伸ばしてきました。しかし、今度はAmazonがテレビ自体を発売するようです。
Amazonは、Fire TVと同様のソフトウェアを搭載した4Kテレビ「Amazon Fire TV Edition」を発表しました。サイズは43インチ、50インチ、55インチ、65インチまで計4種類。
Fire TVと同様にAmazon VideoやNetflix、YouTubeのコンテンツが楽しめるのですが、地上波放送にも対応します。
最大の特徴は、操作の多くをAmazonの人工知能型音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」で行えることです。チャンネル変更はもちろん、スポーツの得点を読み上げたり、アプリを起動したり、リビングルームのライトを暗くしたりと、その用途は多岐にわたります。
価格は43インチ版が450ドル、65インチ版が900ドル。解像度は全モデルで4K。発売されるアメリカでは、既に予約受付が開始され、6月14日にも出荷されるようです。
テレビを音声操作できるなど未来を先取りできる一方、将来的に処理プロセッサやスペックに限界が来た場合に内蔵型はテレビごと買い替えになるので、まだまだセットトップボックス型やスティック型のメリットも存在しているのでは?と思います。未来の一つの形ではありますが、全ての消費者にとっては最適ではありません。Amazonは今後もテレビに接続する従来型のFire TV / Fire TV Stickをリリースしていくのでは、と私は予測します。