本日、Facebookの共同創業者兼会長兼CEOであるMark Zuckerberg氏は、仮想通貨や非中央集権への研究について言及しました。ブロックチェーンをFacebookのサービスにどのように適用できるかを、2018年の個人的な挑戦として取り組むとしています。
仮想通貨・ブロックチェーン技術は目覚ましい成長を遂げており、インターネットの巨人であるFacebookといえども無視できない存在となりつつあります。
Mark Zuckerberg氏は、2009年の深刻な不況の、Facebookがまだ利益を上げていなかった時期を回想。その1年はFacebookの持続可能な発展について1年熟考していた時期だったとしています。
現在、世界は不安と分裂を感じており、Facebookは、コミュニティの虐待やヘイトからの保護、国家による干渉からの防御など、様々な課題を抱えています。今日、これからの2018年の1年間は、2009年のように、真剣に考える1年になる気がすると表明する、そういった文脈で、研究すると述べているわけです。
インターネットは分権的なものだとの期待感から発展してきました。しかし今や少数の大手テクノロジー企業がインターネットにおいて支配的な立場を持っており、世界には、テクノロジーによって政府が市民を監視する国もあります。
こうした状況で、非中央集権的性質を持ったブロックチェーンによって、新たな可能性を模索しようということなのでしょう。楽しみにしておきたいところです。