ニューヨークの米連邦控訴裁判所は、大統領を含む公務員が、批判者のTwitterアカウントをブロックすることは憲法違反だとの判決を下しました。
コロンビア大学の非営利団体「憲法修正第一条研究所」と複数のTwitterユーザーが提起していたこの訴訟。合衆国憲法修正第一条は、表現の自由、報道の自由、平和的に集会する権利、 請願権を妨げる法律の制定禁止を定めています。
裁判所は、大統領のツイートを発端として様々なツイートが寄せられるスレッドは事実上の公開フォーラムであるとの原告の主張を認め、大統領がTwitterでユーザーをブロックすることは、様々な方法でスピーチを抑制することから、違憲になるとの判決です。
米連邦控訴裁判所は日本の高等裁判所にあたります。トランプ氏は判決に従いユーザーのブロックを解除することになりそうですが、おそらくブロックの代わりにミュートが使われることになる見通しです。