20億ドル以上を調達していたにも関わらずなかなか製品完成に至らなかったMagic Leap Oneですが、この度ようやく開発者向けのクリエイターズエディションが出荷開始されました。
Magic Leap OneはMR(複合現実)対応ウェアラブルデバイス。空間上に様々なオブジェクトを出現させることができます。
メガネ本体「Light Wear」と、処理ユニット「Light Pack」、コントローラーの3つで構成されます。
処理ユニットには、NVIDIA製のSoC「Tegra X2」を搭載。同SoCの、CPUは「Denver 2」×2と「Cortex-A57」×4、GPUはNVIDIA Pascal 256 CUDAコア。実行メモリは8GB、ストレージは128GB。6DoF対応。無線はBluetooth 4.2、Wi-Fi ac/b/g/n対応。Light WearとLight Packの間の通信は有線。
基本ソフトは独自のLumin OSで、開発者SDKは2018年3月から配布されています。
連続駆動は最大3時間。端子はUSB Type-Cで、45W USB-PD急速充電に対応します。
米国6都市居住者向けに発送対応。端末価格は2295米ドル(約25万5千円)。故障時の本体交換サービスは別途495米ドル。
とりあえず開発者向けエディションが出荷され、一安心のMagic Leap One。以前、消費者向けエディションが完成した暁にはAT&Tを通じて販売するとも言及していたので、今後の個人向けの展開に期待したいところです。