ZTEは12月5日より、AXON Mの国内版となるM Z-01Kに対して、Android 8.1 Oreoへのアップデートを開始しました。
OSバージョンアップに伴うAndroidの機能のほか、M Z-01K独自の機能として、写真関連の2つの機能が追加されています。
1つ目はベビーモード。赤ちゃんがカメラを見てくれない時に、被写体側のディスプレイにカラフルな図形の動画を自動的に再生、赤ちゃんの目線を引き付けるとのこと。
2つ目はプレビューモード。2画面ディスプレイ両方に撮影プレビューが表示されることで、双方が表情やポーズをチェックしながら撮影できるというモードです。
いずれもカメラ関係で、2画面を活かした機能となっています。
2つの液晶を並べたMですが、「2画面ならでは」は何なのか?新しい機能をアップデートで追加することでアンサーを投げてきました。実に面白いですね。
ZTEは米国の対イラン制裁措置に違反して米国製品を違法輸出。これに対し米国政府からSnapdragonやAndroidを含む米国製品の使用禁止措置を講じられ、苦境に立たされていました。
国内外でOSアップデートサーバーも停止しており、既存製品のサポートや、事業存続すら危ぶまれる状況もありましたが、後にZTEは経営陣を刷新、罰金を支払い、米国政府と和解しました。
海外ではフラッグシップとなるAxon 9 Proを発表し、国内でも既存製品へのアップデート配信が始まったことで、ZTE復活の狼煙が上がりつつあると言えそうです。