ZTEは米商務省とのエクスクロー契約を締結しました。4億ドル(約440億円)の預託金を預けることで米国企業から部品購入ができるという内容です。
今後10年間、米国はZTEを監視。ZTEが再び問題を起こせばこの預託金はすべて没収されることになります。
ZTEは役員の辞任、新しい役員への入れ替えを行い、罰金10億ドルを支払い、そして今回のエクスクロー契約締結という、厳しい条件を受け入れ、ようやく米国企業からの部品購入を行えるようになったことになります。
米国製部品には、Qualcommの半導体やGoogleのAndroid OSなど、スマートフォンを製造開発するために不可欠に近い中核部品が含まれます。
ZTEが対イラン・対北朝鮮制裁に反して米国製部品を違法輸出した代償は、非常に高くついたことになります。今回の合意で、米中貿易摩擦の大きな懸念の一つがこれで取り除かれるでしょう。