グローバル規模でのスマホブランド淘汰が進む昨今の情勢ですが、12月26日、中国・華為(Huawei)のサブブランド、栄耀(Honor)の総裁趙明がHonor V20発表会後の取材で、「将来スマホのグローバルブランドは5,6に絞られるだろう」との見方を示したと、科技快報が伝えました。
2018年下半期、中国の携帯電話市場は踊り場を迎えており、GfKのデータによると、3Qは販売台数が前年同期比18%、販売金額が同じく9%の下落となり、中国携帯電話市場は初の台数・価格ともに下落する現象が発生したといいます。
栄耀副総裁によると、栄耀は逆境のなかで上昇を見せているとのこと。2018年の海外販売台数成長率150%(GfKデータ)、欧亜8カ国で市場ランキングベスト5入り(Canalys調べ)、全世界のユーザー数1.2億人を突破。今年10月現在、栄耀の中国国内オンライン端末1億台以上、端末専用の「花粉俱楽部」アプリユーザーも9,700万人を突破したとのこと。まさに大躍進ですね。
グローバルスマホ市場の趨勢について、栄耀副総裁は記者の取材に対し、所謂「グローバル化」だが、ある一カ国や地域での影響力ではなく全世界に影響力を有する、或いは全世界範囲でやっていけるのは5-10ブランドで、将来は5-6ブランドになるかもしれない、と述べたといいます。5-6のうち、2つを華為と栄耀が占めるつもりなのでしょうか?自分を勘定に入れないことはないはずなので、多分そうでしょう。
また、同総裁はスマホの交換周期について、従来は15-18カ月だったのが、華為と栄耀のスマホは24カ月、或いはそれ以上だと、品質を誇ったそうです。
栄耀は2015年からグローバル化を開始し、2018年本格的にグローバル展開。同総裁は、「今年栄耀の海外市場成長率は150%を超え、海外比率は20~30%になった。2020年までに、栄耀の中国市場と海外市場の比率は1:1になるかも知れない、将来海外市場販売台数が中国市場を上回ることもありえる」との考えを示したと言います。
サブブランドとはいえ、Samsung、華為、小米、OPPO、vivoに次ぐ出荷台数の巨大ブランド、栄耀。って、こう並べると、将来生き残る「5~6のグローバルブランド」って、多分このメンツ、という話なのでしょうか。