Microsoftが、Snapdragon搭載のSurface Pro試作機を開発したと、海外情報サイトThurrottが伝えています。この記事は、以前からMicrosoft関連のリーク情報を伝えているBrad Sams氏によって書かれています。
SurfaceはMicrosoftの2in1ラップトップPCで、これまでWindows OSとIntel製プロセッサを採用してきました。このうち下位モデル、Surface 3はAtom、Surface GoはPentium Goldを採用することがありました。MicrosoftはローエンドモデルをSnapdragonチップに置き換えることを検討しているとのこと。様々な理由により、そうしたモデルは依然として発売されていないとしています。
SnapdragonはQualcommの開発するスマートフォン向けのSoC。IntelやAMDのチップよりも急速に進化発展を遂げ、処理性能も大幅に向上してきています。最近では、VR向けのSnapdragon XR1や、PC向けのSnapdragon 850 / Snapdragon 8cxもリリースされています。
今回の情報が真実であれば、ARMアーキテクチャのSurfaceに取り組んでいるということになります。Appleも、脱IntelでARMにて動くMacBookを開発しているなどと噂されており、非常に興味深いところ。
Microsoftが昨年リリースした10インチのSurface Goは、Pentium Goldを採用していますが、これはMicrosoftが本当に開発したいと思っていたモバイルタブレットではなかったとのこと。当初Surface GoでSnapdragonプロセッサを使用したいと考えていたものの、実際はIntel Pentium Goldプロセッサを採用していました。まだまだARM上のWindows 10でエミュレートされたWin32アプリケーションのパフォーマンスは高くないという判断があったのかもしれません。
Sams氏は昨年の自著において、狭額縁・新しいカラーオプション・USB-Cなど多数の機能強化を施したSurface Proを、Microsoftが2019年第4四半期に投入すると述べています。今後の新型Surfaceに期待しましょう。
スナドラ搭載のWindows機
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年4月12日