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高校生の88.1%がスマホ学校持ち込み許可、中高生の7割「スマホで勉強捗る」

 MMD研究所は、株式会社葵が運営するオンライン学習塾アオイゼミとの共同調査の結果を本日発表しました。調査対象は12歳~18歳のアオイゼミを利用している男女1283人。調査期間は2019年3月5日~3月25日の期間。

 利用しているスマホのOSシェアは、iOSが優位のようです。高校生になると、Androidの比率は変わらず、ガラケーやその他(おそらくキッズケータイなど)の比率が全部iOSに座れているようにも見える形に。

 まず持ち込み可否について、中学生の19.5%、高校生の88.1%がスマートフォンの学校持ち込みを許可されているようです。

 高校生になると持ち込みに関して許可申請は不要となる場合が多いものの、授業中は電源OFFなどのルールが定められているようです。

 使い方としては、男子は「分からなかった単語を調べる」「休み時間にゲーム」、女子は「分からなかった単語を調べる」「休み時間にSNSをチェック」といったものが多いようです。

 アオイゼミの利用を除いて、スマートフォンを勉強に活用しているについて、2017年調査では中学生の91.0%、高校生の92.1%が勉強にスマートフォンを使用していると回答していたのに対し、2019年は中学生の91.4%、高校生の94.5%が使用していると回答しており、微増という結果になりました。

 スマートフォンを勉強に利用するようになったことで勉強が捗るようになったのか聞いてみると、中学生の74.0%、高校生の68.8%が「捗るようになった」と回答しています。「捗るようになったと思わない」という回答は中学生が6.3%、高校生は8.6%。意外と「どちらとも言えない」も多いので、おそらく勉強にも使いつつも、自制が足りず遊びにも多く使ってしまっていると反省の念も反映されているのではないでしょうか。

 最後に、「スマホで勉強中、勉強に集中するために意識していること」についての自由回答が以下。

 通知関連をしっかり設定変更したり、スクリーンタイムを活用するなど、上手いことOS標準機能を使いこなそうとしていることが伺えます。

【中学生】
「バイブにして、通知音が鳴らないようにしている(2年・男子中学生)」
「タイマーをセットしてその時間以内に終わらせること(1年・男子中学生)」
「なるべく集中するために、SNS を開かないようにする(1年・男子中学生)」
「Instagramの勉強垢さんの投稿を見てモチベーションを上げている。(3年・女子中学生)」
「イヤホンをして、勉強以外の音が聞こえないようにする(2年・女子中学生)」
「SNSの通知を切る、iPhoneの設定で、勉強関連以外のアプリを使えないようにしている(3年・女子中学生)」

【高校生】
「タイマーをセットし、勉強した分だけ成長を感じるアプリを使用し、ほかのアプリを開くとタイマーがリセットされ、成長できないというのがひと目でわかるアプリを使っている(2年・男子高校生)」
「おやすみモードにして、通知を切っている。勉強時間を記録している(1年・男子高校生)」
「勉強に関係のない動画を見ないようにする(1年・男子高校生)」
「youtubeはクラウドにあげて観るにはダウンロードしないと見れないようにする。スクリーンタイムを3:00-22:20までオンにしておく(2年・女子高校生)」
「勉強のBGMを聞いている。受験期だけインスタなどのSNSやゲームアプリを消した(3年・女子高校生)」
「LINEを開かないようにしている(1年・女子高校生)」

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